お上りさん東京へ行く②―ダブルデッカーズ、皇居前など
食事が済むと新丸ビルと丸ビルの間の行幸通りを歩いて馬場先門のお濠に出た。白鳥が一羽いたが大変人懐こくてこちらに向かってきた。餌が欲しいのかも知れないと思った。羽を広げてパフォーマンスをしてくれた。
道路脇に赤いダブルデッカーズ(2階建てバス)が停まっていた。妻があのバスに乗りたいと言ったのでそちらへ行った。そこへ赤いバスがやってきた。見ると「無料巡回バス」と書いてあった。運転手にダブルデッカーズの受付場所を聞いたら、丸ビルの近くで、行けば分かると言った。それで巡回バスに乗った。
この無料バスは、丸の内側と八重洲口側出発の2コースあり、大手企業の近くを巡回しているようだ。八重洲口からは日本橋まで行くことができる。
三菱ビルの前で降りた。空はよく晴れていたので乗ることにし、ダブルデッカーズの受付に行った。コースは3コースあり、国会議事堂コース、浅草、スカイツリーコース、東京タワー、ベイブリッジコースだ。私たちはベイブリッジコースにした。50分で1700円だった。
出発までの時間、丸ビルを見に行った。丸ビルは新丸ビルと違い華やかさはなかった。ショッピングモルを見て回った。
時間が来たので、ダブルデッカーズに乗った。全員2階の屋根なし席だそうで、一番前の席が屋根があり見晴らしが良くてよさそうだと分かった。私たちは9番で真ん中辺だった。
1時45分にバスが動き出した。お濠のところを走ると白鳥がいた。名前はロボットだと言った。たった1羽だそうだから、あの人懐こい白鳥だと思った。最初の見どころは東京タワーである。遠くに見えていたタワーが近くなり、すぐ足元を走った。エッフェル塔と比べると、東京タワーはかなり見劣りがした。
都市高速を走ってベイブリッジを渡った。それからお台場の周辺を見ながら走った。遠くにスカイツリーが見えるところがあった。風がものすごく強くて髪の毛がなびいていた。
私はイヤホーンガイドを借りて時々それを聞いた。英語と中国語と韓国語であったが、ほとんどは音楽で説明は要所で簡単にあるだけだった。日本語ガイドはスピーカーから絶え間なく流れていた。
バスは築地市場の周辺を回って銀座の方へ向かった。ちょうど歌舞伎座の前で止まったとき、写真を撮った。次の日の夜の歌舞伎見物が楽しみであった。
銀座の時計台などを眺めて走り、日比谷公園や二重橋付近を通って、出発場所に戻った。所要時間は50分もなかった。この乗車中妻はすぐに眠ろうとするので時々ひじをつついて起こしていた。
パリへ行ったとき、やはりダブルデッカーズの観光バスを見かけた。外から見ると恰好よくて乗ってみたいと感じるが、実際に乗ってみると、風は強く受けるし、途中下車はないし、もう一度乗りたいとは思わない。妻は、はとバスと間違えたと言っていた。
その後、歩いて二重橋を見に行った。途中三菱1号館ビルのところに美術館があり、「クラコレ展」をやっていた。見ようかと思ったが、やめにした。最後の日に見たのでその日にやめておいてよかった。
美術館の前は中庭になっていて素敵な空間であった。フランス風のCafeが幾つかあった。珈琲を飲もうと言ったが、妻がここでは飲まないと言うので庭を通って外に出た。そこにビルの中のレストランがあったが、客待ちがあったのでやめにした。
お濠を渡って行くと広い芝生があり、松が点在していた。道のわきに機動隊の車が停めてあり、警官がたくさんいた。パリでもエリーゼ宮の近くで同じような光景を見たが、違いは日本の警官は銃を持っていないことであった。
二重橋近くまでいくと玉砂利であった。ここへ来たのは大学生の時以来であった。映画で見た、終戦の時多くの人たちがここにあつまって泣いていた光景を思い出した。
新宿へ4時ごろまでに行かなければならないので、駅に戻り手荷物を取って中央線に乗った。
○お濠のアヒル、ロボット君
○東京タワー ○馬場先門皇居前松と芝生 ○二重橋と隅櫓 ○ダブルデッカーズ
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