1週間でコロッと変わった週刊現代の株の予測
週明けの27日月曜日、株式市場はどのような値動きを見せるか注目されていた。私も興味深く見ていたら、予想以上の安値で始まった。9時50分ごろには、580円安い1427円をつけた。
その後は医者に行ったので分からなかったが、午後帰宅して見に行ったら、-380円前後の動きをしていた。これで3日連続で大きな変動や暴落があったことになる。終わってみれば今年2番目の480円もの下げであった。
朝のニュースで、NHKのコメンテーターは、これからも乱高下が続くかも知れないと言っていた。その通りとなった。
同じ27日の新聞に出た、週刊現代と週刊ポストの見出しを見て驚いた。週刊現代は「米国発凄い大暴落がやってくる、アベノミクス大ピンチに早く逃げよ」と書いてあった。週刊ポストも、「株価大暴落、運命の6月がやってくるー背筋が凍った5月23日、だがこれは悪夢の序章に過ぎない」という大見出しである。
週刊現代は、前号で夏には日経平均2万円!急げと書いたし、週間ポストも株が上がると勧めていた。1日にしてコロッと見方を変える週刊誌の無節操さに驚くばかりだ。
私の友人は、27日に来た手紙に次のように書いていた。「5月23日の東京株式市場は、ご存じのように、前日の終値に比して1143円28銭の暴落でした。金融・財政を通して金をばら撒き、架空の景気の良さを演出し、円安→輸出増大→景気高揚をうたって、それをアベノミクスとマスコミは持ち上げていました。
ところが、安倍首相の思惑は意外に早く、その馬脚を現したように思われます。長期金利の急騰に端を発し、株価の暴落をもたらしました。この先のさらなる経過を見なければなりませんが、もともとアベノミクスが我々年金生活者の生活をよくすることはありませんでした。一部の大企業とそれに結びついているお金持ちには良かったのでして、庶民の生活には無縁のことでした。」
NHKの記者が解説していたが、今回の暴落は長期金利が1%になったことが主原因で、中国のPMIが下落したことは後付けに過ぎないと言っていたが、私もそうだと思う。それをきっかけにアメリカのヘッジファンドが利益確定の大量の売りを浴びせてきたのだ。
そういう意味では、週刊現代が言うように、これが始まりというのは当たりそうに思う。そうなると安倍政権は大きな痛手を蒙るであろう。アベノミクスはバブルを作っただけだと有権者が気づくことは自民党にとって一番怖いことなのだ。
さて、夏には日経2万円か、それとも逆の大暴落か?当たるも八卦、当たらぬも八卦である。
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取引にコンピューターを使って超高速の取引をするシステムで東証の4割の取引が行われているとか。取引ロボットに振りまわされているのです。おっしゃる通り異常ですね。
投稿: らら | 2013年5月28日 (火) 08時31分
私もブログ子と全く同じ感想を持ちました。週刊誌は内容の整合性がどうであれ、売れればよいので、無責任な記事を臆面もなく書き続けているのです。
でも今回の暴落は株のアナリストも予想し得なかったほどの事態だったとか。私も株高あってのアベノミクスですから参院選挙までは持ちこたえるのではと甘い期待を持っていました。大体、お金を大量に
市場に供給するだけで、景気が回復するほど経済は単純ではないのは当たり前のことですが、、。それにしても1秒間に1200回も取引が可能な株式売買のシステムは究極のマネーゲームのような気がします。これでは素人の投資家はとても太刀打ちできません。株式市場の過度なハイテク化は株式市場の本来の存在意義から考えると、堕落以外の何物でもないと思いますが、きれいごとでしょうか。
投稿: Toshi | 2013年5月28日 (火) 06時28分