行きたかったフランス旅行⑬―全体の感想
フランスの田園地帯をバスで走ると実に広大な平坦地だ。地平線が続いている。6角形の国でまとまりがある。農業の自給率はどのくらいか知らないがおそらく相当高いのだろうと思った。
田舎の戸建ての家々も日本と違い家の形や色がかなり統一されている。イタリアやドイツと比べると地味ではあるが。
パリの市街地はベージュ色に統一されていて、エッフェル塔から眺めると白っぽい街だ。ビルディングも高さ、形が揃っていて、凱旋門やオペラ座のような中心から放射状に通りが伸びているのもよい。
西洋から帰るといつも思うのだが、日本の家は実にてんでバラバラだ。それは統一性がないということだが、別の意味では自由で任意だということでもある。
フランスは自動車が多いことにも驚いた。通りという通りは駐車しており、ところによっては両側駐車も見かけた。渋滞も激しく大変だろうと思った。
フランスには観光客が非常に多いのにも驚いた。観光資源が多いこととヨーロッパにあって他国からのアクセスが容易だからであろう。それにしても、ルーブル美術館、オルセー美術館、ヴェルサイユ宮殿、エッフェル塔など観光客の数は大変なものだ。
日本にはそれほどの観光資源がないのであろうか。他国からのアクセスが不便なことも一因であろう。何とか日本のよさを売り物にして観光客を増やしたいものだ。
例えば隅田川とスカイツリーだってセーヌ河とエッフェル塔に引けを取らないと思うのだ。
フランス、特にパリは大変物騒なところで、お上りさんは安心していられない。私たちが行った次の日に、ルーブル美術館ではセキュリティ問題でストがあった。そのぐらいスリや窃盗が多いのだ。
そこへ行くと日本は安全である。そのことを痛感した。また、ホテルなどの設備も日本は行き届いているし、サービスもホスピタリティも大変良い。
フランスでは、いつ故障があってもおかしくないのだから驚くなと添乗員が言っていたが、実際エレベーター、エスカレータ,トイレなどいくつかの故障を体験した。
トイレと言えば、トイレットが非常に少ない。添乗員は、日本人とフランス人との身体や生理の違いだと言っていてが、日本はどこに行ってもトイレはあるのし、無料で清潔である。シャワートイレなど皆無であった。レストランやCafeではチップが要らないところが増えたと言われるが、日本ではそういうものは一切要らない。それに「おもてなし」の心がある。
日本は世界中から多様なものを取入れている。料理もそうだ。伝統の日本料理の他に新しく工夫された料理もある。健康によい食べ物が多いのもよい。
フランスに行って、果物の種類が少ないのに気付いた。日本は季節季節の果物が豊富で今の季節はさまざまな柑橘類がある。
ビールがハイネケン以外にフランス製は2種類しか見なかった。いくらワインの国と言っても偏っている。
落書きが至る所にあるのも解せない。イタリアでもびっくりするくらいの落書きがあったがフランスも負けてはいない。
外国旅行により、自分の国を見直すきっかけになるのがよい。
○フランスでよく見かけた寄生木 ○無人有料トイレ(ヴェルサイユで) ○街のゴミかご(緑のポリ袋だ) ○放射状の街並がきれい ○最後のホテルにかかった虹 ○珍しく快晴で朝日(ルーアンでバスから)
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フランス旅行記を読んでいただいて大変嬉しいです。こじんまりとして動きやすくていい旅行になりました。また、お二人とお知り合いになって楽しく旅ができました。カメラを奮発されたそうでどんどん撮ってください。私は740枚も撮ってきました。
投稿: らら | 2013年4月29日 (月) 10時30分
すばらしいブログ読まして頂きました。西も東も言葉も解らないパリで案内して頂きお世話なり有難う御座いました。パソコンを習ってもう少し上手になったらまたブログに掲載させてもらいます
またブログ楽しみにしてます 2人の顔写真とても面白かったですとても楽しいブログでした因みにカメラ奮発しましたo(*^▽^*)o
投稿: Sadao | 2013年4月28日 (日) 15時34分
念願のフランス旅行も何事もなく無事に帰国できたのでよかったです。良い思い出ができました。
投稿: らら | 2013年4月26日 (金) 13時12分
あこがれのフランスに出かけれまして良かったですね・・・無事に。本当に海外旅行は何が起こってもという不安と隣り合わせの旅ですが、それだけにスリルがあり無事に日本に帰りほっとしますね。フランスのパリの建物には300年も前の建物でも外観はそのまま保存して中だけの明るい改造をほどこした住まいやお店にしてありましたのが大変印象に残っています。
投稿: fumiko | 2013年4月26日 (金) 12時52分
私もCafeに犬を連れた人が入って来たのをみました。犬はおとなしくしていました。
投稿: らら | 2013年4月26日 (金) 08時14分
フランスに限らず、ヨーロッパでトイレが少ないのは、彼らが生理的に日本人ほど尿意を催さない。即ち、膀胱が大きい?と聞いたことがあります。前にも言ったことがありますが、日本の公共でのトイレの量と質は世界一だと思います。パリで一番驚いたことは犬を連れてお客さんがレストランに入ってきたことです。日本では盲導犬でもない限り、絶対ありえませんが、当地ではよくあることだそうです。
ことほど左様に文化の違いの大きさを痛感しましたが、これが旅をする面白さでもあります。いろいろとトラブルに遭う可能性の多い中、ご無事に帰られて何よりでした。
投稿: Toshi | 2013年4月26日 (金) 06時08分