「血糖値を薬で下げるのは無意味、副作用が多いだけ」という
近藤誠医師の「医者に殺されない47の心得」は、広告によると50万部を突破して今年第一位の売れ行きだという。
その第5の心得が、見出しの「血糖値を薬で下げるのは無意味、副作用が多いだけ」である。(P.58)
同書によると、日本には糖尿病予備軍が2000万人という言葉をよく耳にするという。予備軍がどのぐらいいるのかは知らないが、糖尿病に罹っている人は私の周囲にもたくさんいる。結構多い病気である。
私の研究仲間のG君は、退職後3年で亡くなってしまった。彼は糖尿病によいと聞けば私が紹介した四国までも行ったほどであったが、いろいろ手を尽くしても駄目であった。
私も血糖値が高い時期があった。高脂血症とも診断された。一時は薬を貰って飲んだが、一大決心をして薬をやめた。そして、食事とウオーキングを中心にして改善をし、現在は正常値を保っている。
「日本人の糖尿病の95%は、インスリンの分泌障害が多くみられる「2型糖尿病」で、痩せていてもなることが分かっている。」
「ストレス、アルコール、甘い物で直接糖尿病になるという実証はなく、謎の多い病気である」(P.39)
イギリスでの2型糖尿病患者での10年にわたる大調査実験を紹介している。結論として、血糖値降下剤を用いた群が低血糖による発作が食事療法群の3倍になったという。
血糖降下剤は、合併症の予防や延命には何の効果もなく、副作用だけが大きいという。服用していて、「いつもだるい」「イライラしてキレやすい」「足元がふらつく」「認知症が出てきた」などの症状があったら、薬害を疑うようにと言っている。(P.41)
糖尿病予備軍2000万人はオーバーで、1999年に日本糖尿病学会が基準値を根拠なく、140から126に変更したことが影響しているという。
「血糖値は、『歩く、自転車、ストレッチ、水泳』などの有酸素運動(エアロビクス)を心がけると下がる人が多いことが、運動療法のデータから分かっている」(P.41)
私もウオーキング、自転車、ストレッチをしている。酒は毎日飲み、甘い物には目がないが以前高かった血糖値は正常を保っている。
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コメント
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私も以前、血糖値が高い時期があり、カロリー制限をしていた時期があります。今は毎日の運動(1日に1時間のwalking)の効果なのか?正常値をかろうじて保っています。確かに血糖値が高い人は私の身の回りにも多く、薬を飲んだりインシュリンの注射をしている人もいます。血糖値に限らず、血圧、
尿酸値、コレステロール値のどれかが正常値でない人は高齢者の人なら勝手な推測ですが8割はいるのではと思われます。結局のところ野菜を多く食べ、
適度な運動をして、ストレスをためず、規則正しい生活を心がけることが、これらの生活習慣病と付き合わないようにする基本だと思います。
投稿: Toshi | 2013年4月 7日 (日) 06時21分