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2013年4月24日 (水)

行きたかったフランス⑪―モンマルトル丘と凱旋門

 次は、モンマルトルへ向かった。パリの地下鉄は、メトロ(M)のライン番号と行く方向の終点駅を確認して乗ればいいのだ。やってみると簡単であった。M12でSliferinoから8駅目のPigalieで乗り換え、M21駅目のAnversで降りるとそこはモンマルトルへの入口であった。14時だった。

 遠くにサクレール寺院が見えていたのでそちらの方向に歩いた。駅からはそんなに遠くではなかった。両側に店が並んでいるので意外であった。モンマルトルには何も無いと聞いていたからだ。土産物屋などを覗きながら歩いた。

 サクレール人は丘の上にある。そこまでは石段を登るのだ。上り口左手にメリーゴーランドがあったが停まっていた。寺院はとても形がよい。

 石段を登っていると、銃を持った若い兵士が2人駆け下りてきた。何があったのかと思った。

 石段の途中で街の方を見渡せた。寺院のところまで登るとパリが眺望でき、写真を撮った。中に入るとドームがあり、珍しくキリストの大きな画像があった。カメラを向けたら、係りの人に注意された。また帽子を取るように言われた。うっかり忘れていたのだ。

 ステンドグラスのまどもありきれいな寺院であった。ドームのあるところまで登れるとHさんが言ったが登らなかった。

 下から寺院まで小さなロープウエイがあるのでそれに乗ることにした、でも、一日券が使えるかどうか分からないので私が聞きに行ったらOKであった。ロープウエイと言ってもたった80mぐらいの距離である。でも、話のタネに乗った。

 雨は止んでいた。そこから店を見ながら歩き、画家たちが集まる広場に行こうと地図で調べた。Hさんがいう方に歩いて行ったら違う場所にでたので諦めた。AbbessesというM12の地下鉄の駅があった。降りた駅まで行ってもいいのだが、その駅から乗ることになった。エレベーターがありそちらに行く人が多かったが、私たちは階段を下りた。螺旋階段だった。最初は面白かったがいくら下りても着かなくて目が回りだした。やっとのことで下に着いた。

 そこから凱旋門へ向かった。地下鉄の中ではできるだけかたまるか椅子に座るかした。途中1駅目のPigalleでM2に乗り換えてCn-de-Gaulle Etoileで降りた。凱旋門には三ラインが来ていた。エスカレーターが壊れていたので、地下道を歩いて凱旋門の近くに出た。銃を持った警官がいたのでびっくりした。また雨が少し降っていたが、シャンゼリゼを少し歩いた。「オー シャンゼリゼ・・・」という歌が頭の中で鳴っていた。西洋人たちは、雨でも傘を差さずに歩いている人が多かった。

 少し歩いて引き返し、凱旋門に行くことにした。地下道を渡るとよいと聞いていたので地下に入った。地下道に浮浪者が1人寝そべっていたので驚いた。上への出口が塞がれていたが、手で押しのけて外に出た。凱旋門が真上にそびえていた。

 そこでいろいろな角度から凱旋門をカメラに収めた。凱旋門を中心にして放射状に街の通りが広がっているのが美しかった。Oさんは外国の女性と一緒にカメラに収まりご機嫌であった。

 小便がしたくなったのでトイレを探した。シャンゼリゼ通りに戻ってCafeを探した。Macがあった。Nさんが「Macならトイレがある」と言ったので入って行った。トイレがあったので用を足すことができた。店内は大変な混みようであった。結局コーヒーも飲まずに外に出たが有難かった。16時になっていた。

 後で聞いたら、Mさん親子は凱旋門の階段を上って上まで行ったそうだ。私たちは下だけであった。

○サクレール寺院

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○サクレール寺院前からの眺望

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○サクレール寺院のドームとキリストの画

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○シャンゼリゼ通り

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○凱旋門

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○凱旋門の彫刻

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○シャンゼリゼ通りの方向

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コメント

 観光地のパリへ各地からスリや窃盗団が集まるということです。対策は難しいのでしょう。

モンマルトルの丘はパリの観光名所の一つですが、治安がとても悪いと言われていたので、私は出かけませんでした。案の定グループの誰かがスリの被害に遭ったという話しを聞きました。パリにはアフリカやスラブ系の人たちがたくさんいるのも想像以上でした。芸術の都パリ、花の都パリと映画や歌で素晴らしい街とのイメージを持っていましたが、現実には街中は雑然としており、ゴミも散らかっていました。やはり人種問題はフランス社会にも大きな影を投げかけているのでしょうね。

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