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2013年3月17日 (日)

TPPに参加すると韓国の二の舞だ―日刊ゲンダイの警告―

 安倍首相はTPPに参加を表明した。農業など「聖域」にできると言っているが裏は怪しいものである。

 もし、アメリカの言いなりになってTPPに参加するとどうなるのか。日刊ゲンダイは、一番のお手本は「米韓FTA」を締結した韓国だという。

 FTAを結んだ韓国はどうなったか?アメリカの経済的植民地となっただけでなく、独立国家としての立法権も侵害され、まるでアメリカの統治領だというのだ。

 韓国は二酸化炭素の排出が少ない車には購入時補助金を出し、逆に排出量が多い車には負担金を掛ける制度を作るため、法整備をしていた。それにアメリカがクレイムを付けたというのである。

 「米国大型車の輸入を阻む非関税障壁でFTA違反」だというのだ。それでこの法案は実施を延期せざるを得なくなった。

 日本車は二酸化炭素対策では先進を行くが、TPPに参加すると韓国同様クレームをつけられるに違いない。

 「独立的検討機構」なる組織もでき、ここが国民健康保険適用の医薬品の採血や価格決定の再審査を行おうとしている。機構にはもちろん、米国関係者がいて「米製薬会社が儲けるための拠点」と言われている。

 米韓FTAの専門家のソン・ギボ弁護士は、機構の横やりで外資系製薬会社の高価な薬が増え、国民保険が崩壊する危険があると指摘する。これは日本でも言われていることである。

 遺伝子組み換えの表示についても米国は、ソウル市の学校給食への遺伝子組み換え食品禁止」をやめろと言っている。

 これらは一例であり、米韓FTA履行のために、締結から1年間で改正することになった韓国の法律は、何と63にも及ぶと言われる。

 分野は、自動車、保険、医薬品、税法、著作権など多岐にわたるうえ、さらに今後も多くの法令の変更が必要になると見られている。

 ゲンダイは、韓国の愚かさは喜劇的だが、日本も同じ道を歩もうとしていると警告する。安倍首相のTPP参加は米国への隷従以外の何物でもないのだ。

 

 

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コメント

 今日のサンデーモーニングでも金子コメンテーターが米韓FTAを引き合いに出してアメリカの言いなりにさせられると警告していました。
 他のコメンテーターは、TPP参加の時期が遅すぎたというコメントでした。
 日本の将来を思うと暗澹たる気持ちです。

投稿: らら | 2013年3月17日 (日) 13時08分

今回のTPPへの参加問題で私はいつも疑問に思うことがあり、それは次のとおりである。
すなわち日米貿易摩擦は何十年前からも起こっており、その都度、時の政権はアメリカの無理難題?への対応にに苦慮してきたのである。そのキーワードが規制緩和と内需拡大であった。アメリカの要求に負けて、内需拡大をやりすぎ金融を緩めすぎた結果、不動産や株の高騰を招いたのがかのバブルであった。バブルが残した後遺症の大きさは甚大であった。規制緩和にしても小泉政権の時代にはバカの一つ覚えのように規制緩和を唱え、実施されてきたのである。私はさらにTPPがなぜ必要なのかの素朴な疑問なのである。TPPはあらゆる分野を含む包括的なものでこれまでとはスケールが違うということなのだが、その影響については想像の域をでないのである。

投稿: Toshi | 2013年3月17日 (日) 09時00分

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