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2013年3月14日 (木)

東京新聞のスクープ―TPP参加での重大事実隠し―

 東京新聞(2013年3月8日 07時05分)は、TPP参加について、重大な事実を隠していたことを伝えている。

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加をめぐり、先に交渉を始めた米国など9カ国が、遅れて交渉参加したカナダとメキシコに交渉権を著しく制限した条件を課したという。

 この事実に関し、民主党政権時代に、日本政府が把握しながら公表しなかったことが新たに分かった。民主党政権はそういう重大なことを隠してTPP参加を言っていたということになる。

 安倍首相は、近く日本の交渉参加を正式表明する方針である。だが、国民生活に重大な影響が及ぶ可能性が高いTPP問題で、現政権が説明責任を求められるのは確実である。

 一連の事実は、東京新聞の複数の日本政府関係者や外交関係筋への取材で明らかになったという。(以下、記事を引用)

 TPPをめぐっては、9カ国は2010年までに交渉入り。9カ国は、11年11月に参加の意向を表明したカナダとメキシコ両国に対し、すでに合意した条文は後発の参加国は原則として受け入れることや、交渉を打ち切る終結権もなく、再協議も要求できないなどの不利な条件を提示した。両国は受け入れ、念書(レター)も交わしたが、極秘扱いにしている。

 当時の野田政権は、この事実をカナダとメキシコの参加意向表明後に把握。著しく不利なため、両国政府に水面下で「こんな条件を受け入れるのか」と問い合わせたが、両国は受け入れを決めた。両国の交渉参加が決まったのは昨年6月、実際の参加は同10月で、野田政権は昨年6月までには念書の存在を把握していたのだ。

 野田政権は両国の参加国入り後も、新たな後発国が9カ国の決めたルールを守る義務があるのかを探った。両国と同様、後発国は再協議できないとの情報を得たが、事実関係を詰める前に12月の衆院選で下野した。

 先発組と後発組を分けるルールの有無に関し、安倍首相は7日の衆院予算委員会で「判然としない部分もある。参加表明していないから十分に情報が取れていない」と否定しなかった。

 菅義偉官房長官は記者会見で「わが国としてメキシコ、カナダのTPP交渉国とのやりとりの内容は掌握していない」と述べたが、政府関係者は本紙の取材に「9カ国が合意したものは再協議できないとの話は聞いたことがある」と認めた。

 カナダとメキシコの事例では、秘密の念書は交渉参加の正式表明後に届く。安倍首相はオバマ米大統領との会談を受け、「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」と強調しているが、野田政権の政務三役経験者は「カナダとメキシコが条件をのんだことで、日本も約束させられる危険性がある」と指摘する。

 オバマ氏は先月の一般教書演説で、TPP交渉妥結を目指す考えを明言し、米政府は年内決着を目標に掲げた。九カ国が交渉終結権を握れば、年内という限られた期間に、日本はなし崩しに農業など各分野で譲歩を迫られる可能性もある。

            ―続く―

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コメント

 結局、自民党はTPP参加に決定しましたね。日本はどうなるか?

自民党内でもTPP参加賛成派と反対派の対立は激しくなっているようで先日もあわや乱闘という緊張した場面もTVで放映された。ただ先日、政治評論家の伊藤氏は自民党議員の反対派の多くは支持団体がTPP参加に反対しているので、やむなく?アリバイ作りのために反対している。これだけ支持率の高い安倍政権にとことん反対できないというのが本音だと喝破していた。昨晩の報道ステーションでも三浦解説委員は条件闘争といっていた。要するに参加を決めるなら反対派への見返り(補償)をしっかりやれよということなのだ。これまでの自民党は歴代そのような解決策をとってきたので、かなり的を得ていると思う。

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