漢字分析都都逸と小噺
Cafe Vitaのマスターは、小話やジョークをよく知っているので驚いた。何でも、1000ぐらい収集してあるそうだ。
幾つかを聞いたが、すぐに忘れてしまった。記憶に残っている二つを書き留めておく。
① 落語の枕から→雷様とお月様とお星さまが同じ宿に泊まった。次の朝、雷様が起きると、お月様とお星さまがいない。宿の主人に聞くと、「お二人とも朝が早くお発ちになりました。」と、言った。雷様は、「私は夕方に発つ。夕立だ。」
② 若い二人に男女が歩いていたら、前をネズミが横切った。男が「今のネズミ大きかったな。このぐらいあったよ。」と手で大きさを示した。すると、女は、「何言ってるの。小さかったわよ。」と言って手で示した。二人は言い合いになった。先ほどのネズミは、穴から顔を出して、「チュウ」
小話を聞いていて、私は分析歌を思い出した。若い頃酒席でよく歌ったものであった。でも、マスターもKさんも知らないという。
①妻という字を妻という字を分析すれば、一夜の女と書く。
②櫻という字を櫻という字を分析すれば、二貝(二階)の女が木(気)にかかる。
③戀という字を戀という字を分析すれば、いとしいとしと言う心。
江戸時代には、都都逸として歌われたようだ。また、漢字を覚える助けとしたという説もある。なかなかよく考えられている。
コマーシャルにこんなのがあった。④「髪は長ーい友達」
他に探したら、いろいろ出てきた。
⑤親というもの木の上に立ち子どもを見やるもの。
⑥松という字を松という字を分析すれば、君(公)とぼく(木)との指し向かい。
⑦壽という字を壽という字を分析すれば、侍(士)のフエ一吋。
⑧朝という字を朝という字を分析すれば、十月十日の朝という。
⑨艶をいう字を艶という字を分析すれば、色気豊かな艶やかさ。
小噺とか分析都都逸のようなものは、江戸時代からある言葉遊びの素晴らしさを伝えていると思う。
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それも素敵なジョークですね。頂き!
投稿: らら | 2013年3月28日 (木) 08時06分
面白いですね。カフェのマスターはきっと人を飽かせない話題の持ち主のように推察します。外国ではウィット、ジョーク、ユーモアを混じえて会話ができる人が尊敬されるようです。偶々、昨日音楽仲間との雑談の中で、仲間の一人が唐突にモーツアルトは作曲家としてプロかアマかどちらかと言い出しました。プロに決まってるじゃないかというと、当人からアマだよと。モーツアルトの名前はウオルフガング、アマデウス、モーツアルトだからと、一同大笑いで座が和みました。
投稿: Toshi | 2013年3月28日 (木) 07時57分