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2013年3月19日 (火)

メタボ検診血圧130~80で病気?はおかしい

 私は、毎朝起床後血圧を測ることにしている。それは20数年前に、眼科でいきなり高血圧が測定され、驚いてその帰途薬局に寄って血圧計を買ったのがはじまりである。現在の血圧計は3代目だ。

 ソケイヘルニアの手術をする前は120台~70台で安定していたが、以後手術を2回したのでやや不安定になった。

 この前紹介した「医者に殺されない47の心得」のトップは、「血圧130で病気」はあり得ないである。

 日本には高血圧患者が4千万人、高脂血症が3千万人いることになっている。大変な数の病人だと言っている。

 私もかつてメタボ検診でひかかり、高血圧、高脂血症と診断された。その後自分の努力で改善をした。そのいきさつについては3年前のblogに詳しく書いた。

 基準値は140mmHg~90とこの本には書いてあるが、インターネットやためしてガッテンでは、130mmHgから80としている。

 著者の近藤医師は、基準値なるものが全く当てにならないと書いている。「病気ごとの専門部会が作っていますが、談合体質で、根拠なく数値が決められています。特に高血圧の基準値操作は目に余ります。」と書いている。

 1998年厚生省全国調査→160~95以上。

 2000年理由もなく140~90

 2008年メタボ検診130~80

 高血圧の原因は9割以上が不明だそうだ。「体は年を取るほど血圧を上げようとします。脳や手足の隅々まで血液を送るためです。それを薬で下げたらふらついたり、ボケたりします。」(P.36)

 フィンランドでは、80歳以上で血圧180以上のグループが長生きというデータがあるそうだ。140以下の生存率はがくんとさがるそうだ。

 基準値を下げて血圧病人を作ると儲かるのは・・・?「製薬会社」だ。1988年の降圧剤売り上げは2千億円だったのが、2008年には1兆円を超えたそうだ。1600万人だった高血圧患者が4000万近くになったのだから。

 何とぼろい儲けではないか。血圧は少しぐらい高くていいし、薬を飲まずに下げられるのだ。それには「歩くこと」が金がかからず、一番である。

 

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コメント

 血圧でも中性脂肪でもコレステロールでも、参考値だと思います。それを境に病気にされては困ります。

現在、空腹時血糖値の標準値は110となっているが以前は確か105であった。数値が5上がることによって、糖尿病患者が何十万も減少?するので医療関係者の間では大問題になったそうだ。確かに目安としての基準値は必要であるが、基準値があるためにどうしてもこだわってしまうのが常である。
他の項目でも同じであるが、基準値を超えていても
(程度にもよるが)健康上問題なく生活している人も多いと思われる。基準値は絶対的なものではないのである。むしろその変化が問題なので定期的に測定することは必要だと思う。

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