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2013年2月12日 (火)

オールジャパン・マジシャンズ・フェスチバルin御園座

 「オールジャパン・マジック・フェスチバル in 御園座」という凄いタイトルのマジックショーが、建国記念日に名古屋の御園座で開催された。

 新聞によると、御園座は近く解体され、積水ハウスが買い取りマンションと劇場に建て直されるという。松平健と川中美幸のショーの間の休みの1日を貰ってマジックショーをやることになったのであった。御園座のような名古屋きっての劇場ではマジックショーはやらないらしいがそれが実現したのだ。

 いったいどんなマジックショーになるのか興味津々で、当日は開演2時間15分前には会場の入り口に並んだ。それでも既に30人ぐらい並んでいた。私から券を買ってくれた人はみなマジックには関係がない人たちばかりであった。当日券の人も含めて12人の人に券を買ってもらったので、その人たちのためにもと思って早めに並んだのであった。12時半ごろにはかなり長い列ができていた。入口には「満員御礼」と書いた札が立っていた。

 13時15分に開場したので、ラッシュして会場の右側の前の方に行った。会場の花道に挟まれた部分は15列まで指定席であった。花道の外側の席を確保した。

 マジックショーは第1部と第2部に分かれていて、16名の出演であった。全国から優秀なマジシャンを集めたということであった。

 舞台は黒幕の背景にアーチ型の大きな飾り幕が下がっていた。

 第1部では、イリュージョンの「夢の中から」や鳩とゾンビの「夢へのいざない」、シャボンを使った「A Big Dream in Small Hand」、花道のせり上がりから始まった「浮世絵」が印象に残った。ハト出しは見事であったが、ゾンビはちょっとくどい感じがした。「浮世絵」は衣装を始めとして改良のあとが見られ、演技にも大舞台を意識したものが感じられた。

 第2部の幕開きは、タップダンスショーで、若者たちが元気よくタップを踏んでいた。SKE48が出ればもっとよかったかも?

 第2部は、よい出し物が多かった。関西奇術連合のイリュージョン、「なにわのダンディズム」もよかったし、地元の将魔の「イリュージョンマジック」は、大掛かりなものも含めて4つも演じたので驚いた。これらのイリュージョンは箱などから人が出現、消失、交換するものであった。

 女性の「江戸の華」は司会者が言った通りの華やかで素晴らしいマジックであった。

 マスクが変わる「masquerade」は中国の変面とは別のもので大変よかった。私個人としては、「Shangiri-la」の3本リングが勉強になった。演じ方が工夫されていた。

 拍手が多かったのは、名古屋の天平のジャグリングで見事なテクニックでほぼ完ぺきな演技であった。

 最後の「青海波に桜散る」は和傘をこれでもかというほど出し、最後に大変大きな赤い和傘を出して驚かせてた。

 和傘のプロダクションは2つあり、どちらも見事な出し方をしていたし、ファウンテンフラワーも3つあったがこれは仕方がないことだ。御園座のような大舞台でマジックをやるには、イリュージョンとか長尺シルクや大きな花を使ったものや傘を使った派手な大掛かりなものが良いと思った。カードや玉などは見難くていけない。

 私の席はサイドの7列目であったがそれでもはっきりと見えないものもあった。指定席でも後ろの方は同じであっただろうと思う。

 司会はダジャレを頻繁に使っていたが、ちょっとくどいと思った。舞台の準備が整うまでの間を持たせなければならないので大変だと理解はするが。

 ゲストの紹介をしていたが、一般の観客にはどうでもよいことである。また、どういう訳か舞台や会場が煙っていたのが気になった。スポットライトを当てても効果が薄く煙が目ざわりであった。

 初めての大劇場でのマジックショーで主催者は大変なご苦労であったと察する。周りの観客の反応から見ると、最後の御園座公演は観客は満足をしていたと感じた。

 

 

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マジック」カテゴリの記事

コメント

 マレーシアには良い交響楽団があるのですね。日本より安い料金で聴けるのは羨ましいです。

ブログを読ませていただくだけで、マジシャンの華麗な演技と会場の熱気が想像できました。私もクアラルンプールに滞在している時にはMPO(マレーシアフィルハーモニー)の演奏を数回聴きに行きます。聴きなれない現代曲もプログラムに載ります。
生の演奏で聴くと演奏者の息づかいまで目と耳で感じることができるので、決して退屈することはありません。余談ですがMPOは日本のN響並みのレベルでかつ入場料がリーゾナブル、ホールも立派なので大変得をした気分になります。器がいいと演奏もさらに引き立つものです。

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