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2013年1月 5日 (土)

手抜き除染 横行―朝日新聞の調査

 1月4日の朝日新聞朝刊トップ記事は、「手抜き除染 横行」「回収した土、川に投棄」であった。昨年の12月11~18日にかけて、記者4人が計130時間にわたり現場を見て回ったのだという。

 その結果、福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが分かったという。作業員20人から、ゼネコンや下請け会社側の指示で投棄したという証言を得たそうだ。

 環境省から受注したのは、ゼネコンの共同企業体(JV)で、楢葉町が前田建設工業や大日本土木などで受注金額188億円、飯館村が大成建設など77億円、川内村が大林組など43億円、田村市が鹿島など33億円だという。

 環境省が元請と契約した作業ルールでは、はぎ取った土や落ち葉は全て袋に入れて回収し、飛散しないように管理しなければならない。

 住宅の屋根や壁は手で拭き取るかブラシでこする。高圧洗浄機は汚染した水が飛散するから雨樋などごく一部にしか使わない。洗浄に使った水は回収する。

 放射能は水で洗っても水が汚染するだけでなくならないのだ。土や枝葉ももちろん放射能はなくならない。だから川などに流すと放射能が拡散する。それで保管場所を決めて保管するのだ。

 放射能がどのくらい厄介なものか、放射能は移動するだけで、何十万年もの間絶対に消失しないことは誰でも知っているところである。それなのに手抜きをして放射能を拡散しているのはとんでもない背信行為である。

 作業員たちは、「作業ルール通りにやればとても終わらない」と言っているそうだ。作業の前と後で線量計で放射能を測定することも手抜きでやられているので除染がどこまで徹底されたか把握するのは難しいという。

 巨額の税金を使ってやる事業なのに、手抜き作業で利益をむさぼろうというのは言語道断である。いったい福島の原発周辺の住民の安全をどう考えているのだろう。

 安倍首相は福島を訪れたが、こういう実態こそ視察すべきであった。福島でのうのうと原発推進を語っていたが、なんという能天気さかと呆れるばかりだ。脱原発は、除染1つをとっても必須の課題であることを再認識すべきである。

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コメント

 福島第一原発は状態さへつかめていない4号炉などがあるわけで、もし、放射能が漏れだして周辺に広がれば除染したところも再汚染となります。これまでの除染も無駄になるでしょう。

自民党は今回の総選挙で、国土強靭化計画を掲げ、10年間で200兆円を投じて日本のインフラを再整備すると言っています。これは完全に土建政治への復活で人からコンクリートへの逆戻りです。勿論、いろいろと大義名分はあるでしょうが、大規模な公共事業による雇用の確保、景気回復という考え方は牢固として抜けないのでしょうね。これまでの反省は何だったのでしょうか。放射能の除染も根底には放射能恐れずに足りぬという考え方が、官民にあるのだと思います。あってはならぬことですが、もし福島の原発事故周辺の人達に放射能汚染が原因とみられる健康被害が多発したら、一挙に局面は変わると思います。いずれにしても人間はなかなか懲りないものです。

 安倍政権は公共事業に金を注ぐと言っています。その甘い蜜に群がるのは大企業。下の方に来る金は僅かでしょう。本当に必要な所に厳正に支出してほしいです。

考えられていた通り、政府は国民から搾り取った税金を大きなゼネコンにつぎ込み、除染ビジネスを作ってやったのです。
福島の人々の願いをかなえず、大企業のために奉仕する政府。幾重にも許しがたい。怒り心頭に発します。
怒ってもどうしようもならないというのが国民のあきらめの気持ちです。長いものには巻かれろですね。

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