パイプオルガンと合唱と聖歌によるクリスマスのお話
クリスマスイヴの前日の日曜日に、午後2時半からカソリック南山教会大聖堂でクリスマスコンサートがあった。「パイプオルガンと合唱と聖歌によるクリスマスのお話」というタイトルであった。
パイプオルガン奏者は吉田文さん、合唱はVox Angelica(南山大学女声聖歌隊)指揮とソプラノ独唱が伊藤晶さん(聖霊奉侍布教修道女会シスター)、バリトン独唱ブルーノ・ダシオンさん(神言会司祭)、聖書朗読が村上多美代さん(聖霊奉侍布教修道女会シスター)であった。
会場に着いたのが遅かったのでベンチシートはほぼ満席で、後ろの補助の丸椅子に座った。みんなで歌う讃美歌の練習があった。
プログラムは、
1.降誕節のオルガン曲と朗読
・オルガンソロはバッハの「今来たれ、異邦人の救い主よ」 BWV661、
・聖書朗読 フィリピへの信徒への手紙2章 6~11節
・オルガンソロ BWV659
・オルガンソロ、バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」 BWV645、
・聖書朗読 マタイによる福音書 25章 1~13節
2.アヴェ・マリア~イエスの誕生が予告される(受胎告知)~
・合唱 バスク地方のキャロル ガブリエルのメッセージ
・聖書朗読 ルカによる福音書1章26~57節
・アヴェ・マリア斉唱 グレゴリオ聖歌から
・バリトン独唱 シューベルトのアヴェ・マリア
この曲は私も先週芸術大劇場のコーラスで歌ったばかりである。
・聖書朗読 ルカによる福音書 1章 38節
・オルガンと聖歌 カール・ザットーラ エッサイの根より
3.イエスの誕生
・ソプラノ独唱 バッハのおさなご主イエスよ
・聖書朗読 ルカによる福音書 2章 1~7節
・グレゴリオ聖歌 今日 キリストはお生まれになった
・合唱とオルガン クロード・ダカン ノエル
・聖書朗読 ルカによる福音書 2章 8~14節
・合唱 あら野の果てに(英語) みんなで日本語の「あら野のはてに」斉唱
・聖書朗読 ルカによる福音書 2章 15~16節
・ソプラノ独唱 バッハのまぶねのかたえにわれは立ちて
・合唱 イギリスキャロル まきびと(英語) 全員で日本語版 まきびと斉唱
・ルカによる福音書 2章 17~21節
・合唱 ヘンデルのハレルヤとJoy to the world(もろびとこぞりて)
・全員で「もろびとこぞりて」を斉唱
・オルガン変奏曲と合唱が交互に カール・ザットラー きたれ友よ
・全員で斉唱 きたれ友よ日本語版
・オルガン変奏曲Ⅳそしてフーガとフィナーレ
・最後に全員で斉唱 「しずけき真夜中」(これはどういう歌かと思ったら「きよしこの夜」のメロディであった。この歌詞は初めて知った。
静けき真夜中 貧しうまや 神のひとり子は み母の胸に 眠りたもう やすらかに
後で分かったのだが、イエスキリストの降誕にまつわる話を聖書から引き出してそれに関係がある歌や曲を組み合わせてオラトリオのように構成したものであった。このようなものを聴くのは初めての経験であった。
中で歌った曲はキリスト教徒でないのにどれも知っている歌ばかりで、どこかで聴いたりコーラスで習ったりしたものであった。
五反城教会は、前にオルガンがあるので聴きやすいが、南山教会大聖堂は、パイプオルガンと合唱ステージが入口の上のバルコニーにあって聴衆は後ろからの音を聞かなければならないのが惜しい。ドームが高い天井なのでドームに反響した音を聴くことになるのだ。
それはともかくよいクリスマスコンサートであった。無料だがドーネーション(寄付)を入れて出た。
=コンサートの終了後祭壇前で=
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