南山ゆうゆう倶楽部でマジック・ボランティア
勤労感謝の23日に南山ゆうゆう倶楽部の秋祭りがあり、名古屋華マジカルグループに出演の依頼があった。クラブからKさん、Tさん、私の3人が出かけた。
朝のうち雨が降っていて心配していたが、10時ごろにはやんだのでホッとした。我が家からそう遠くないところなので運動を兼ねて歩いて行った。
ゆうゆう倶楽部は、檀渓通りから山崎川を渡った閑静な所にある40室の個室をもつ施設であった。この近くには、ベネッセの施設などいろいろな介護施設がある。
ゆうゆう倶楽部の秋祭りは、第一部が運動会(といっても、室内だが)第二部が握り寿司の昼食で、寿司職人が出張してその場で握ったものを出してくれるという贅沢なものであった。私たちもお相伴にあずかった。ネタもよくさすがに美味しい寿司であった。
職員の中にGさんというフィリピン出身の人がいて、マフィンや焼きそば、フィリピン風春巻きなどを作ってきて出してくれた。とてもおいしかったがお腹がいっぱいであまり食べられなかったのは申し訳なかった。
私たちは、13時からの第三部でマジックショーを担当した。最初に簡単な挨拶をして名前を紹介したら、Kさんと同姓同名の人がいて「同じだ、同じ名前だ」と言って喜んでいた。
そのKさんから演技を始めた。マジック用のドレスに身を包んで、シルクや花を使ったマジックやレコードなどを披露した。シルクが大きいシルクに変わったとき、驚きの声があがった。袋から箱を出したときは「まだ出る」と感心していた。柔らかい物腰の演技できれいに演じたので皆さんを魅了した。
次が私で、例によっておしゃべりを入れて身近なロープとか大きなトランプ、風船の貫通、リングなどを見せた。会場はシネマスコープ型に横に広がっていたので、どの席の人にもよく分かるように気を付けて演じた。身近なものの不思議さにその都度声があがっていた。
最後はこれもマジック用ドレスを着て、髪に飾りをつけてTさんが演じた。シルクがつながって出るものやお札のプロダクション、ピンと立つロープなどをやり、締めっくくりはお得意の簾からの傘の出現で喝采を浴びた。お札が出たときには、「いいわねえ」と羨ましそうに言っている人がいた。
それぞれが時間を超過することなく予定通りにぴたっと収めることができた。みなさんがとても興味深そうに真剣に見て下さったのでやりがいがあった。
第四部はプロの牛丸哲郎さんの津軽三味線で、「津軽よされ」、「火の鳥」、自分で7編曲した「一期一会」を演奏された。「一期一会」は「津軽じょんがら」や「津軽あいや」などをもとに作ったもので、演奏するたびに構成が変わるという話であった。さすがに歯切れのよい、テンポのよい素晴らしい演奏で、45分の演奏の後アンコールがあり、津軽じょんがら節を演奏して大拍手を浴びていた。
牛丸さんは、吉田兄弟よりも前に、津軽三味線で優勝をしたそうで、外国にも出かけて演奏をしてこられたそうだ。中日新聞によると、この近辺の全ての施設で演奏をされたということである。
ゆうゆう倶楽部は、スタッフが笑顔でよい接し方をしておられ、中でもこのイヴェントの中心になっているNさんは、いろいろと目配り気配りをして飛び回っておられ、とりわけ笑顔の素敵な方であった。
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コメント
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高齢人口の増加とともに、介護施設も増加しています。エンターテイメントを外部に頼るケースも増えているようです。
投稿: らら | 2012年11月24日 (土) 16時57分
当日の会場の熱気が伝わってくるような文面とお写真でした。実は私のグループも先日21日に可児市の
公民館内にあるゆめクラブと言う高齢者の集いで
演奏を披露しました。勿論、ボランティアですが、たまたまお昼の給食をご相伴し、それがとてもおいしくて、たいへん気分よく演奏を披露することができました。高齢人口が増大し、こうした施設が増えてますので、これからもお座敷がかかる機会が増えると思います。聴き手も目や耳も肥えてきますので真に喜んでいただけるような演奏を目指したいと思っています。
投稿: Toshi | 2012年11月24日 (土) 09時00分