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2012年11月20日 (火)

鼠蹊部ヘルニア入院記―③―術後第2日から退院

 朝5時半ごろ起きて、離れたところにある洗面所まで歩いて行って顔を洗い、髭をそった。

 それから退屈しのぎにカードマジックの復習をした。そのとき新しいやり方が閃いた。二つのマジックを組み合わせ、占いのマジックを作ることであった。茂木健一郎の脳の本には閃きについて書いてある。この閃きは嬉しかった。

 7時のNHKニュースを見てから東京の娘に電話をして詳しい様子を話した。

 8時が朝食であったが、前日の朝食は15分早く来たのに、この日は朝の連続テレビ創小説が終わった8時15分に来た。私は入院してから、試みによく噛んで食べることにしていた。それでゆっくりと味わって食べた。

 私の実験では、一口のご飯がどろどろになるまでには、少なくとも100回以上噛まなければならないことが分かった。野菜の場合はもっと噛まなければならない。健康の本などには、最低30回とか70回噛むとどろどろになると書いてあるが、それではまだ足りないようだ。私の場合歯は奥歯が1本なくなっただけで後は全部健在なのだ。それでも100回以上噛む必要があるのだ。

 朝の回診は10時ごろにあったが見るだけの簡単なもので昨夜の出血についても「大丈夫です」と言っただけであった。実際その後は出血をしていなかった。

 血圧は正常であったが体温は37.1度あった。看護師は微熱ですねと言ったが私は正常値だと思った。

 午前中は引き続き本を読んで過ごした。前回はこの日は退院できたのにと思ったが仕方がなかった。

 昼には食事にみつ豆がついていたが、果物を食べたいので、妻に来るときには果物を持って来てと頼んでおいた。それでタッパウエアに柿、ナシ、リンゴを剥いて持ってきたくれた。いっぱいあったので食べきれないというと、夕食後と明日の朝も食べるように言った。

 午後には、看護師が身体を拭くようにと熱いおしぼりを5個持って来てくれた。下を拭くときはそれ用のおしぼりを使うのであった。背中は看護師が拭いてくれた。

 私は毎日何度も大便が出るのだが、手術のあとずっと便が出ていなかった。看護師に「小便は出たけれど大便はまだ出ない」と言うと、「絶食したからでしょう」と言った。便は8時過ぎにやっと出たので安心した。

 患部の痛みは動かさなければ何ともなかった。ただ咳をするのは一番響いた。一度気管支に水が入ったときも痛くて困った。飲み込むときは細心の注意が必要であった。

 夜には2度小便に起きたが問題なく歩けた。急速に回復していくのが実感できた。

 術後3日目で退院の朝が来た。いつものように5時過ぎると起きて洗面をした。小便に行ったとき、患部の血の跡が前より広がっているようなので看護師に話した。医者が見に来てくれ大丈夫だと言った。

 看護師が医師の退院療養計画書を持ってきた。それには次の診療日と退院後の諸注意を書いてあった。

 この朝は看護師交代後に、年配の看護師が回ってきた。「ベテランですね」と言ったら、「病棟の責任者です」と言った。胸のタグを見ると「看護師長」と書いてあった。

 10時に回診があり何故か3人の医師が来た。担当医は患部を見てすぐ帰ろうとしたので、ウオーキングと酒について尋ねた。どちらもOKと言ったので嬉しかった。酒については「腸の手術をしたのではないのでいいでしょう」と言った。

 それで地下鉄を使って歩いて帰ることにして、駅まで迎えに来るように妻に連絡をした。回診が終わるといつ帰ってもよいので看護師に話して、最後の部屋の点検をしてもらい病棟を後にした。

 1階のATMで金を下ろし器械で治療費の支払いを済ませた。大変簡単であった。支払いを済ませると地下鉄まで歩き、地下鉄に乗った。御器所駅には妻が来た。途中その日の夕食に飲む酒を買うべくスーパーに立ち寄った。家まではゆっくりと歩いて帰った。

 帰宅するとこれで自由だと思いほっとした。3泊4日は長いと思ったが、終わってみると短かった。

 

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コメント

有難うございます。blogは入院前に書き溜めておきました。病院では多分インターネットが使えないと思って。

ご無事で退院、お疲れ様でした。
たとえ重篤な病でなかったにせよ、入院しオペをすることは大変なことです。ブログどころではないのが普通ですが、1日も欠かさず続けられたその強靭な精神力には感心しました。当面はあまり無理をなさらず、ゆったりとご静養ください。

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