我が家の秋の色
真っ赤だな、真っ赤だな
カラス瓜って 真っ赤だな
トンボの背中も真っ赤だな
夕焼雲を 指さして
真っ赤なほっぺたの 君と僕
真っ赤な秋に 呼びかけている
これは薩摩忠作詞、小林秀雄作曲の童謡の2番である。娘が子どもの頃よく聴いたので自然に覚えていたのが、我が家の小さな庭にカラスウリがなってこの歌を思い出した。NHKのみんなの歌で1965年に発表された歌だという。
カラスウリが歌のように赤くなるのをずっと楽しみにしていたが、なかなか赤くならず、蔓も枯れてしまった最近やっと赤くなった。ちょうどモミジの木の下にぶら下がっているので、
カラスウリって 真っ赤だな
モミジの葉っぱも 真っ赤だな
だと思っていた。念のために調べたら、モミジは一番の歌詞にあった。ちょっと残念であった。
このカラスウリだが、もともとは隣家の庭にあったのが、4年ほど前に我が家に侵入してきたものだ。ずっと蔓と葉っぱだけであったのが、今年は生け垣中に広がって、気が付いたら3つだけ実を付けていたのだ。
子どもの頃、山で遊んでいて、カラスウリを見つけると嬉しかったものだ。そのことは以前に書いたように思う。もう一度触れると、実の中にある黒い種を取り出し、大黒様、恵比寿様と言って形を見せ合ったものである。
歌には「トンボの背中も真っ赤だな」と書いてあるが、アキアカネはとっくに山へ飛んで行ってしまったから、おそらく真っ赤な赤とんぼのことだと思われる。
我が家のモミジはなぜか今年は色がよくないのが残念である。
まっかな秋 http://www.youtube.com/watch?v=jPg15ndgc1w&feature=fvwrel
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カラスウリの花は白いことは知っていましたが、夕方咲くときに神秘的な装いを持つことは知りませんでした。来年は注意して見ることにします。
投稿: らら | 2012年11月29日 (木) 08時06分
庭先にカラスウリの実が生育しているとは情趣がありますね。先日、私もいつも散策している牧野が池緑地で、赤いというか朱色のカラスウリの実を見つけました。通りがかりの人があれは何の実ですかとの質問を受けました。知る人ぞ知るといったところでしょうか。
実もさることながら夏の夜に咲くカラスウリの花も神秘的で幻想的だそうです。一度見たいと思っています。ネットで調べたらその花が紹介されてました。下記のサイトですのでご参照ください。
http://www.geocities.jp/kamosuzu/karasuuri.html
投稿: Toshi | 2012年11月28日 (水) 19時33分