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2012年10月13日 (土)

映画「最強のふたり」を観て

 フランス映画「最強のふたり」がいいと聞いたので観に行った。この映画は新聞の広告によると、フランスを始め各国で最高の観客動員をしていると書いてあった。そういうこともあって一度見てみたいと思ったのだ。

 映画館は混雑して希望の時間の券が買えないと聞いていたので1時間早めに行ったが、券は5番目であったので拍子抜けした。とりあえず、コーヒーを買ってCafeで持って行った本を読んだ。

 この映画のストーリーは単純である。全身麻痺だがとんでもない大富豪とスラムの黒人が出会って互いに友情をはぐくむというもので実話だそうだ。

 映画が始まったが、最初は高速道路で縫うようにして車を飛ばす黒人ドライバーと隣に座った白人の様子であったが、二人は駆け引きをしているようであった。そのうちにパトカーに追いかけられ、ストップをさせられた。急病人を運んでいると嘘をついて逃れるのだが、なんのことか皆目分からないシーンから始まった。

 この車実はマゼラティ・クワトロポルテというイタリアの超高級車である。フィリップに雇われたある日ドリスはカバーを掛けられているそれを見つけて、外出はそれにしようというのだ。

 運転をしていた黒人はドリスといい、スラム街に住んでいたが養親から追い出される。そして大富豪の白人フィリップの介護人募集に応募するのだ。このシーンも分かりにくい。結局なぜかドリスはフィリップに採用されるのだ。

 フィリップは、ハンググライダー事故で首から下が完全にマヒをしている。それは映画の中で明らかになる。フィリップは介護人を雇うのだが1週間と持った介護人はいないという。フィリップはその事故で投げやりになり、我がままになっているので新しい介護人を雇っても長続きはしないのだ。

 フィリップは自分で金ならいくらでもあるというぐらいで、宮殿のような超豪華な屋敷に住み、ドリスはバス付の豪華な2部屋をあてがわれる。そしてフィリップの入浴や着替え、マッサージ、その上肛門から大便を掻き出すことまでやらされる。

 ドリスは粗野で言葉づかいも態度もよくない。私はフランス語が全く分からないのでどんな言い方をしているのか分からない。字幕をたよりである。ただドリスは飾らないあけっぴろげの率直な物言いと態度で接していく。

  フィリップのビジネスは分からないが絵画を買うシーンから画商かなとも思う。クラッシック音楽とりわけバロックが好きである。オペラにドリスを連れて行くが、ドリスには全く縁のない音楽である。辺り構わずしゃべって顰蹙をかうごらいだ。彼が好きなのはアース・ウインド・アンド・ファイアのようなリズム感のある踊れる音楽だ。

 フィリップの面白くもない誕生会の日、バロックの室内楽団の演奏を聴くが、そのうちにドリスは踊れる音楽がいいと言って、レコーダーであのアース・ウインド・アンド・ファイアと大音響で鳴らし踊り始める。すると取り澄ましていた周りの人も踊り出す。フィリップはそれを楽しそうに眺めるのだ。

 どこから見ても一見全く合わない二人だが、フィリップは次第に心を開いていくのだ。

 フリップは最愛の妻を亡くしているのだが、文通をしている女性がいた。フィリップが相手の女性の年齢も容姿も分からないまま詩的な手紙を口述するフィリップを見てもどかしく思い、ドリスはその女性とフィリップを会せようとする。そしていろいろと女性について調べるように仕向ける。女性と会う約束ができるのだが、約束のところに女性は現れなかった。

 この後ドリスはフィリップは自家用ジェット機でハンググライダー場まで行く。飛行場まで行くドライブが映画の冒頭のシーンとつながるのだが分かり難い。

 ハンググライダーを拒否していたドリスも無理やり乗せられてその素晴らしさを知る。フィリップも久々に風に乗って空を舞い喜ぶ。

 ドリスはそれまでお屋敷に引きこもっていたフィリップをドライブやグライダーなど外に連れて行き、生きている喜びを取り戻させるのだ。

 そんなことがあってある日、ドリスの弟がやってくる。何にか問題があるようだが、ドリスはフィリップには理解できないという。それでフィリップはドリスを解雇することにする。この辺は分かり難い。

 フィリップは、次の介護人を雇うが全く面白くなく顔剃らずに引きこもってしまう。そこでドリスが呼び戻される。そのとき、ドリスは一計を案じてフィリップをきれいな海岸に連れて行く。そこのレストランで素敵な人が来るから待つように言ってドリスはサヨナラをする。

 現れたのはあの文通をしていた女性である。何とも小憎いセッティングである。

 映画は、フィリップは再婚をして2人の子どもをもうけ、ドリスは結婚をして3人の子をもうけ、会社の社長をしている。二人は今も固い友情で結ばれているというサブタイトルが流れて終わる。

 単純なテーマをいくつかのエピソードで結んで描いてある。分かり難いところもあるが、コミカルな軽いタッチで作られているので楽しめる。1つ忘れていたが、ドリスはフィリップにときどきマリファナを吸わせる。日本では違法であるが、フィリップは苦しみを忘れる瞬間をもてるのだ。

 この映画は、オマール・スイというドリス役の好演で面白く出来上がっていると思う。彼はコメディアンだそうだが適役である。

 ※名古屋ではミリオン座で上映中。

 

 最強のふたりのポスター

 

 

 

 

 

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コメント

 実話ということで、人々の関心を引いた面もあると思います。実話はリアリティがありますから。

この映画のことは、今、大変話題になっているというニュースをテレビで知った程度でした。ネットで検索してみると、たくさんサイトが見つかり、ユーチューブで予告編まで見ることができました。黒人と白人、金持ちと貧乏人、健常者と障害者という、今日的で深刻なテーマをコミカルなタッチで演じた秀作であるとの映画を見た人の感想がありました。
そう言えば2年前にフランス旅行に出かけた際、パリで黒人を多く見かけ、少々驚いたことを思いだしました。この映画はこうした社会的背景があるから多くの人たちの関心を呼んだのではと思います。

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