半年で完全に自然野と化した隣家の空き地
隣家が取り壊されて空き地となって半年過ぎたように思う。その間に空き地はいろいろな雑草に覆われた。最初の頃はエノコログサやヒメジオンの仲間の草が入り込んだが、今では枯れてただ立っているだけである。
今朝隣地の上をアキアカネが飛び交っていたので、隣地に入ってみた。そして空き地にはざまざまな植物が生えていることを見つけ驚いた。直径1.5mぐらいの円状に地面にへばりついている植物、ピンクの萩のような花、小さい黒い実をつけた大きな草・・・・名を知らないさまざまな草が空き地に所狭しと生えているのだ。
近所の人が「荒れ地になったね」と言ったが、私は荒地ではなく自然に帰ったのだと思った。これらの植物はいったいどこから来たのか知らないが思いもよらない植物が生い茂っているのだ。
自然に風に飛ばされてきたものが多いと思うのだが、中には鳥が運んできたものもあるかもしれない。朝、夕に雀がたくさん飛んできて草の間に入って何やらやっていることもある。
トンボの他に見たことがないチョウも飛んでいたし、いろいろな虫もいるようである。雑草が茂るとそれを目指して虫たちも鳥たちもやってくるのだ。
アキアカネはどうやって見つけて来たのだろうと思う。空き地に虫が増えたので我が家の中にもクモや秋の虫などが入り込むこともある。蠅取り蜘蛛と言って子どもの頃はどこにでもいて馴染のクモが2種類ほど家の中のあちこちにいた。今は食物の蠅などいないのに・・・・と思った。
隣地にはそのうち家が建つのであろうが、それまでのしばしの時間を自然に帰った野原の様子を愉しみたいと思う。自然への畏敬を込めて眺めたい。
アキアカネが集まる草
萩に似たピンクの花
円状に茂る草
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放火されるとは思っても見ませんでした。都会の一隅に自然ができていいなあと思っているのです。
投稿: らら | 2012年9月11日 (火) 16時37分
普通は近隣に空き地ができ野草が繁茂しますと、美観を損ね、蚊が増えるし、枯れれば放火の恐れもあります。自治会長に早く何とかしてくれと苦情の電話がかかるのがおちです。空地に自然が戻ってきたとの視点で空き地の植物や生き物を細かく観察して一文を認められたのは流石だと思います。
余談ですが、わが集落もご多分にもれず、高齢化が進み、住人のいなくなった空き家が取り壊され更地
になるケースが増えてきました。暫くすると、新居が建ち若い家族が入居しているようです。徐々にではありますが着実に世代交代が進んでいます。
投稿: Toshi | 2012年9月11日 (火) 08時43分