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2012年9月29日 (土)

アルツハイマー病予防と治療―ためしてガッテンから―

 高齢になると認知症が心配になる。認知症の中でもアルツハイマー病はよく知られている。ためしてガッテンによるとドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーが100年以上も前に研究をして症例を集めたものだという。

 レビー小体型認知症、脳血管型認知症と並んで日本では多いもので、軽度認知障害の人は300万人から500万人と推定されているそうだ。かなり荒い数字ではあるが。そのうち50%は5年以内に認知症になると考えられているという。

 レーガン元アメリカ大統領やサッチャー元イギリスの首相も認知症である。27日の朝日新聞夕刊には、元東大教授の脳外科医が現職中にアルツハイマーになったことが出ていた。早い人は40歳代でもアルツハイマーになるという。

 ためしてガッテンでは、そのアルツハイマー型認知症について新しい事実が発見されたということを取り上げていた。

 番組では、面白くするためにいろいろと工夫をしているが、要するに結論は簡単なことである。

 アルツハイマー型認知症では、脳内にアミロイドベータという物質が増えるという。それを増やすもとになっているのが、中年太りや運動不足だというのだ。それにはインシュリンが深く関わっており、インシュリン過多にある肥満では脂肪からインシュリンの働きを悪くする物質が出てくるので、血糖を処理するために大量のインシュリンが必要となる。

 そうするとインシュリン分解酵素はインシュリン処理にだけで手いっぱいとなり、アミロイドベータを退治する方に向かえなくなるというのだ。つまり、インシュリン分解酵素はアミロイドベータを除去する大事な働きもしているのだ。

 アルツハイマー型認知症を予防するには、

 ◎内臓脂肪を減らすこと、

 ◎筋肉を付けること、

 ◎運動不足にならないこと、

 ◎炭水化物を食べ過ぎないこと

が大事だという。そして糖尿病は危険で糖尿病患者の50%が認知症になるという。

 番組が伝えていたのは、もう1つあり、軽度認知症の人が治ったという実例である。

それは、大分県宇佐市安心院(あじむ)町では、軽度認知障害(認知症予備軍)と診断された高齢者が、
料理・昼寝・有酸素運動の取り組みをした結果、認知症を発症するどころか18人中16人が
認知症の診断検査で「正常」と診断されるほどの回復を見せたということだ。

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コメント

 アルツハイマー型認知症は予防が可能なようです。成人病予防対策を心がけ、人と交わり、脳を使うことがいいようです。

私はこの番組は見ませんでしたが家内が見て内容を
教えてくれました。認知症に限らず、健康で人生を全うするためには、バランスのよい食事を心がけること。適度な運動をすること。十分な睡眠をとること。何か趣味を持ち友人と楽しく交流すること等、
共通して言えることだと思います。有名な貝原益軒の養生訓にもそれらしきことは既に書いてあります。問題はなかなかこれらのことを継続して実践できないことにあります。今は健康ブームで私のパソコンにもサプリメントの広告が多く出てますが、高いサプリメントを買わなくても、十分食生活でカバーできると思います。余談ですが、今は個人のメールを勝手に分析して、その人にあった広告をしているようです。

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