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2012年9月18日 (火)

高齢者人口史上最大―100歳以上5万人を超すに思う―

 敬老の日の新聞やテレビは、日本の高齢者人口の増加を報じた。NHKのローカル版では愛知・三重・岐阜の3県で100歳以上が3300人以上(正確な数字は忘れた)と言った。愛知県は1900人ほどだったように思う。人口10万人当たりでは愛知は埼玉の次でドベ2で25.49人である。

 全国では51376人と初めて5万人を超えた。内訳は、女性が何と4万4842人で男性はたった6534人と1万人にもはるか満たない。女性の割合は87.3%と最高記録を更新したという。我々男性としては非常に情けない数字である。

 NHKテレビによると昭和33年に統計を取りだしたときは100歳以上はたった153人だった。そういえばあの頃はまだ人生50年と言われていたように記憶する。

 朝日新聞は残念ながら100歳以上については報じていない。65歳以上を報じただけである。65歳以上は102万人増えて3074万人になり、初めて3000万人を超えた。男性は1315万人、女性は1759万人と500万人程度の差しかない。これが100歳以上になると大差になるのだから不思議である。

 子どもを産む女性はしたたかでタフである。男は子孫を残したら役目御免となるようにできているのであろうか。

 高齢者が増えたのは団塊の世代が仲間入りしたからだと分析している。総人口に対する割合は24.1%と1/4に迫ってきている。

 新聞やテレビで高齢者が増え年金や介護など社会問題になると言われると肩身が狭い。後期高齢の75歳以上は1715万人だそうだ。後期高齢に入ったばかりの身としては先輩がそんなにもいるのかと心強い。

 以前にも書いたが、健康寿命が大事であって、ただ生きているだけでは長生きしてもつまらない。だから健康寿命を保てるように気を付けて生きたいと思う。

 ゴルフとかフィトネスクラブとか金のかかる健康法はする余裕がないが、無料でできるウオーキングがある。それですでに30年以上続けている。

 定年後は金のもらえる仕事には無縁でこちらは諦めてきたが、ボランティアは続けている。何か得意な分野で人様のお役に立つことは生き甲斐である。とにかく人と触れ合う機会を多くすることが大事だと思う。

 さらに趣味でも何でもいいから好奇心を持ち続けて新しいことに挑戦するようにしたいと思う。その気持ちがある間は老いも敬遠してくれるであろう。

 40代に入って若い時からの夢であったアマチュア無線の免許を取りしばらくそれを愉しんだ。アマチュア無線はその頃は「趣味の王様」と言われていたのだ。しかし、インターネットや携帯電話の発達で無線は影が薄くなった。

 パソコンを始めて20年以上になるが、これなら将来歩けなくなってもやれる趣味だと思ったからで無線はパソコンにとってかわった。

 高齢化社会を多くの高齢者は元気でやっているが、中には大変お気の毒な人もいる。NHKのニュースで報じていたが、生活の困難な高齢者が50万人いて住むところにも困っている人も多数いる。そうした人たちに住むところを供給して生活を維持できるように行政は力を尽くしてほしいと思う。

 高齢化社会は毎年進むと予測されているが、介護や年金や生活保護の問題を適切に処理して「最低で文化的な生活」ができる政治を望みたい。

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コメント

 yutakalsonさんのblogを拝見しました。大変詳しく、私とは違う観点で書かれていて勉強になりました。おっしゃることは分かります。でも、私は高齢でも富裕層ではありません。そういう富裕層とは縁がありません。

 私の周りにも高齢で元気な人がたくさんいます。そういう人たちを見倣いながら日々未知のゾーンに入って行くというのが実情です。

日本の24%は65歳以上に―【私の論評】高齢富裕層に対するサービスは十分か?

こんにちは。日本の人口構成の24%もが、65歳以上となりました。このこと自体は、特に驚くことに値しません。多くの人が周知の事実として知っていることと思います。しかし、知っていることとと、それに対応することとは全く異なる次元のことです。私のブログでは、こうした変化に対応すべきポイントを掲載してみました。多くの日本企業にとって新興国市場の開拓が最重要課題となるのは疑いようがありません。しかし国内市場にはまだ十分な掘り起こしが出来ていない高齢富裕層というマーケットがあります。目の前のホームグラウンドで掘り起しができなければ未知の市場である新興国市場を開拓するのは尚更困難なものとなることでしょう。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

今回、65歳以上の人口が初めて3000万人を超えたというニュースは特に印象に残りました。要するに4人に1が年齢的に老人の範疇になります。これから団塊の世代が続々と65歳以上に到達するので、この比率はさらに上昇することになります。このことが社会に与えるインパクトは想像できないほど大きくなると思われます。なにしろこのような超高齢化社会は有史以来、人類が初めて経験する事態だからです。
最近では80歳の人をそれ程年寄りだとは思わなくなりました。97歳の現役チェリスト、青木 十良氏は3年前にバッハの無伴奏チェロ組曲6番のCDをリリースし、大変な話題となりました。彼は著書の中で90歳を超えて漸くチェロの奥義を極めつつあると書いています。人生50年から今は80年と言われていますが、90年と言われる日も近いと思われます。青木氏は別格としても何かチャレンジする目標を持ち、日々過ごしたいものです。


 橋下大阪市長は小泉元首相と同じように、自己責任を主張しています。高齢者や弱者も自分で何とかしろという政治です。

高齢者が安心して、健康に生きていけるようにするのが国の責務。本当はお金はいくらでもある。高齢者や弱者に目を向けたくないだけである。

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