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2012年9月30日 (日)

運転免許更新高齢者講習を受けそこで見たもの

 2か月ぐらい前に自動車免許更新の高齢者講習の通知を受けてどうしたものか考えていたが、結局受けることにした。中部日本自動車学校に申し込むと、9月28日の午後なら空いているということでそれに決めた。

 自動車で行くかスクールバスを利用するか迷った末、八事日赤からバスに乗ることにした。ところが日赤前のバスが停まる辺りに行っても何の標識もなかった。あちらこちらを探したが何もないので心配になってきた。

 仕方がないので立っていたらバスがやってきた。手を上げてバスに乗り、すぐに運転手に標識がないのはどういうことかと尋ねた。一般の市道には標識を立てられないのだと言った。標識があるのは商店などと交渉してつけさせてもらっているのだそうだ。

 学校に着くと係が迎えてくれ会場まで案内してくれた。9名ずつ講習を受けるようで7人がすでに来ていた。

 講習申込書が2枚配られて記入したが、前の席の人が係に年齢が違っていると指摘されていた。年を多く書いたようであった。その時私は?と思ったが、それからいろいろとおかしな場面を見ることになった。

 見ると受講者はみなかなりの高齢者ばかりであった。後で知ったのだが何と93歳の人も来ていた。

 最初に予備試験というのがあり、何枚かの紙が綴られていて1枚ずつ係りの指示にしたがってやっいくのだ。まるで学校の知能テストみたいだ。

 今日は何年何月何日かというのがあったが、前の人はそれが分からないらしくて係りからヒントをもらっていた。

 テストの開始から何分ぐらい経過したかというのもあったが、後ろの人は説明を理解できなかったみたいであった。

 テレビのモニターに絵が4種類ずつ16種類現れるのを記憶して後から答えるのがあった。昆虫、動物、花、身体、家具などの絵を種類と共に覚えるのだ。

 そのテストに行く前に、あいうえおを逆から書くというのがあり、別に難しくはないのだが、前の人は分からないみたいであった。

 記憶力テストはヒントなしの方は不覚にも思い出せないのがあったが、次のヒントから思い出す方は全部思い出せた。

 時計を書いて時刻を針で記入するのもあったが、前と後ろの人はどうやらうまくやれなかったようであった。

 認知症検査の次はシュミレーターに座って反応時間を調べるものであった。これは結構難しかった。前の人はやり方を理解するのに手間取っていた。

 それが終わると実技で3人一組になった。私の前後の人が一緒であったので心配になった。前の人はかなりの年齢で歩くのもおぼつかない感じであった。

 その人が最初に運転をした。車線変更を間違えたり方向指示器を出さなかったりした。さらに踏切では中に入って停まり、一時停止を見落としていた。

 私は、車庫入れが苦手でクラウンが後ろに荷物入れがついているのを忘れてバックしたのでぎりぎりで入った。

 後ろの人も毎日運転をしていると言っていたがかなりスピードを出し、車線を間違えていた。

 実技が終わると視野検査と視力検査であった。前の人は視野も狭くなっていると言われていた。

 全部の講習が終わると結果が配られて説明があった。私はどれも問題なく安心した。反応時間は平均値だということであった。心配した認知症テストは良い点であった。

 講習会では熱いおしぼりと飲み物が無料サービスで、お茶や乳酸飲料を飲んだ。検査は3時間で終わった。驚いたことに運転免許証を忘れた人が2人いたり、検査料6000円を忘れた人がいた。

 一番驚いたのは超高齢者や認知症と疑わしき人が2,3人いたことである。この頃高齢者の交通事故が多発していると注意が喚起されているが、この講習会を見ただけでも肯けた。

 

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コメント

 認知症検査でよくない結果が出てもそれによって運転免許証が交付されないということはないようです。本人や家族の自覚に任されているようです。

オーバーな言い方ですが、これだけの高齢者が車を乗り回す時代は有史以来初めての事態です。高齢化の進展とともに、高齢ドライバーの比率は高まるいっぽうです。個人差はあるものの、一般的には高齢になると、視力はもとより注意力やとっさの判断力が衰えるのが常です。高速道路で認知症のドライバーが逆走するというニュースも珍しくなくなりました。私自身も大事に至らなくても、運転中ひやりとすることが多くなりました。早くも免許証を返上した友人もいます。何歳以上は運転禁止という線引きができない以上、こうした講習は当事者の自覚を促す意味で有効だと思います。

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