尖閣列島・竹島問題に政府は厳しく対処せよ
韓国の李明博大統領が竹島に上陸したと思ったら、日にちをおかずに今度は香港から船で尖閣列島に来た中国人が魚釣島に上陸した。
日本政府は、韓国政府に対抗して国際司法裁判所に提訴すると表明した。これは当然のことで、国際社会に日本の立場を訴えるべきである。また尖閣列島に来た中国人は刑事責任を問わず強制送還をさせた。この処置は甘いと思う。
先日のメドべージェフロシア首相の北方領土訪問といい、今回の問題と言い、日本周辺の領土係争地では嵐が起きている。
朝日新聞によると、民主党政権の弱い足元を見られてチャンスを逃さじと韓国、中国などは笠にかかって強硬な行動に出ているという。
私の中国に住む中国人の友人によると、オリンピック期間中も中国では連日尖閣列島問題をテレビで取り上げていたという。彼は日本はどうかと尋ねてきたが、私は日本ではオリンピック一色だと答えた。
どうやら今回の香港からの活動家の尖閣列島上陸は、その流れの中での出来事のようである。中国政府もこの行動を後押ししていたと言われる。
韓国大統領の天皇への謝罪要求も竹島上陸後さらにエスカレートしたことを示している。
そもそも韓国の竹島実効支配は、占拠というべきものである。日韓条約締結の折、その解決を先送りしたが、約束事項として竹島には施設などを作らないということになっていたのだ。それを無視して韓国は施設を作り民間人まで住まわせているのだ。
日本は政権与党の民主党が次々に議員の離脱で弱体化しているが、その機を逃さずゆさぶりをかけてきたものと思われる。
この際、民主党も野党も一致団結してこれらの問題に断固として立ち向かって欲しい。彼らのやりたいままに放置していてはますますつけあがるだけである。
竹島も尖閣列島も北方4島も歴史的にみても日本の領土なのだ。残念ながら竹島は韓国に実効支配され、北方4島も終戦のどさくさでソ連に取られて支配されたままである。しかし、粘り強く彼らの非を国際社会に訴えていかなければならない。
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国際司法裁判所に提訴をし、相手が拒否していますが、拒否理由を開示しなければならなのでそれを通じて韓国の非を国際的にアッピールするというのだよいと言っています。私はその意見に賛成です。
投稿: らら | 2012年8月19日 (日) 19時33分
領土問題は昔から国家間の戦争の最も大きな原因であった。それは国民のナショナリスム(愛国心)を
最も刺激しやすいテーマだからである。為政者も国内政治の手詰まりや不人気から目をそらすには格好の材料なのでむしろ煽りたてることが多い。国際司法裁判所に訴えて、仮に我が国に有利なジャッジがあったとしても、わかりました引きさがることはありえない。解決の妙案が見いだせないのでここまできたのである。我が国は隣国を圧倒する軍事力で
黙らせる道を放棄したのだから、次善の策としてアメリカとの同盟関係を強化する以外に、少なくとも
現状悪化に歯止めをかける方途はないというのが識者見方であるが、、。それにしても他国の国旗を平気で燃やし、恬として恥じない連中を相手にすることはまことに腹立たしく骨の折れることである。
投稿: Toshi | 2012年8月19日 (日) 08時10分