精神医療の実態に驚く―①―
日本には現在323万人の人が精神科関係に通院しているという。この統計は2009年のものであるが、つい最近NHKニュースでも使っていた。しかし、3年もたっているから実際はもっと増えているのではないかと思う。
経済誌ダイヤモンドが「新型うつ」の特集をやっているし、少し前にはAERAも新型うつが増加していると取りあげていた。
日本の精神科関係の患者はずっと増加の一途である。私の周りにもいろいろな病名の患者がたくさんいる。
私が子どものころはいわゆる「気違い」とか「変人」とか言われる人がいないではなかったが、その数はごくわずかであった。
私が住んでいた新宮市には有名な変人がいた。彼は熊野川の橋の下近辺に住んでいて今でいうホームレスだった。身体は大きかったが大変おとなしく、ぼろ布をパッチワークのようにつなぎ合わせた着物を着ていた。街を歩いてゴミ箱をあさり食べ物を手に入れていた。人々は「川原の義次」とか「よっしゃん」と親しみを込めて呼んでいた。
彼がどうしてホームレスになったのか誰も知らなかったと思う。おとなしいので精神疾患があるとは思われてなかったと思う。
もし、彼が今精神科に行けばおそらく何らかの病名を付けられて患者扱いにされるであろう。
私が最近読んだ「精神科は今日も、やりたい放題」(内海聡著、三五館刊)という本を読んで、精神科の患者数が増加しているのは精神科医と向精神薬や抗うつ剤を作る製薬会社の共謀だと知った。
インターネットで調べてみると内海聡医師に対する真向からの批判もあった。だが、調べていて大変重大な発見をした。それはこの本に書かれている内容を裏付けるような動画があったことだ。
動画は多分アメリカのテレビの映像だと思われるのだが、41回に分かれてYuotubeにアップロードされている。1回分は7分~10分程度である。
「精神科は今日も、やりたい放題」の中からいくつか紹介するつもりだが、まず、この動画を見て頂きたいと思う。医学の犯罪とまで言い切って告発をしているのだ。
※以下は、最初の2つである。
向精神薬、抗鬱剤、製薬医療、医学の犯罪1
http://www.youtube.com/watch?v=vOM_EiIo6GY&feature=related
向精神薬、抗鬱剤、製薬医療、医学の犯罪2
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新型うつ病などとマスコミが面白おかしく騒いでいます。作られていくとすれば気を付けなければなりません。
投稿: らら | 2012年7月29日 (日) 13時15分
精神病は金儲けのタネで作られるというのは恐ろしい話です。それを告発しているのは如何にもアメリカらしいです。救われますね。
投稿: らら | 2012年7月29日 (日) 13時12分
典型的な競争社会のアメリカではストレス過多により心を病む人たちが多い。その治療に当たる精神科医のステイタスは高く、高収入である。また治療法も他の疾病と同じく薬物療法が主流になっている。アメリカの影響を最も受けるわが国も同様な傾向になりつつある。というのが私の漠然としたイメージです。近年、うつ病は心の風邪と言うことで気軽に抗うつ剤を飲む人も増えています。薬で深刻な精神病が改善できるのかと常々、疑問に思っていましたので大変興味あるテーマです。
投稿: Toshi | 2012年7月29日 (日) 10時13分
面白いものを見せてもらいました。
感想はアメリカという国は神話を作り出すことがうまい、作り出した神話で人々が被害を受けるとその神話を告発する人が出てくるという事です。
アメリカと書いたけれど、一般庶民のことではなく、もうけに凝り固まった精神のおかしい一部上流階級のことです。
投稿: Ninja | 2012年7月29日 (日) 09時55分