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2012年6月 6日 (水)

生活保護を受けずに頑張っているホームレスの話

 例のお笑い芸人の次長課長の河本準一さんが高収入を得ながら母親が生活保護を受けていた問題で今騒がしい。

 週刊誌がバッシングをしただけでなく、自民党の片山さつき議員も追及の急先鋒らしい。

 「親族の扶養義務を厳しくやらせよ」ということのようだ。それは210万人にも増えた生活保護受給者で自治体の財政が圧迫されるということを懸念するからでもある。

 しかし、問題は扶養義務者扶養ができない理由を厳しく説明することを求めるだけでは済まない。困窮している人は家族とうまくいっていない場合も多いという。それで本当に困っていても生活保護申請をためらったり、しなかったりするケースもある。

 また北九州市だったかであったように、申請を拒否されて餓死したというようなことも起きる。

 ケースワーカーの公正で親身な対応が望まれるのだが、1人当たり96世帯平均も担当するという状態を改善することが大事である。

 そんな中で友人が支援をしているあるホームレスKの話を紹介したい。友人はある日ホームレスがアルミ缶を集積している場所に行ったそうだ。その日はよく見るホームレス以外の空き缶収集人の姿が見えなかった。それでKさんに、「今日はホームレスさん以外の方のお顔が見えませんが、珍しいですね。」と話しかけたそうだ。

 ホームレスのKさんは、

「今日は1日ですから。生活保護費の支給日やさかい、区役所へい行っとるんですわ。あの人らは生活保護費で10数万円ももろてはるのに、空き缶集めもして、かなり裕福なんですよ。医療費もタダやし、わしのように生活保護を受け取らんホームレスより、ものすごう生活は楽なはずですわ。

 ご承知のSさんなんか、豪勢なもんですよ。国や市は生活保護費の出費でえらいこってすよ。名古屋市の生活保護受給者は、今2万数千人だそうです。その人たちのかなりの人たちが空き缶ひろいをしているんだで、わしらのようなホームレスの稼ぎが少のうなるんですわ・・・・」

 Kさんは誇り高い人なのか、生活保護を受けずに何とか頑張っているそうだ。ホームレスの中にはそういう人も多いのかもしれない。ただ、自力で頑張っているのにその生活のもとを稼ぐ唯一の手段であるアルミ缶集めが激しい競争にさらされているのは何とも気の毒である。

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社会問題」カテゴリの記事

コメント

経済成長とその後の停滞で私たちの価値観や生活感情が変わってしまったのだと思います。私自身も近未来にどうなるかわかりません。不安はあります。

戦後経済機構が急激に変わり、特に高度成長によって、核家族化が進み、社会保障制度の充実、医療保険、生活保護、介護保険など保障される制度が出来てきたのだとおもいます。
戦前も長男が家を継ぎますが長男以外は家を出て結婚して独立してゆきます。
しかし、家族制度では、家を継ぐ人が親もみてゆきました。其れが長男の権利と義務でした。
しかし今は総て同等になり、その責任も、生活に余裕が有れば出すが出せなければ仕方ない公的資金頼らねば生らないということでしょう。半世紀の歳月で作られた感覚をもう少し正常に戻さないとと言ってもむずかしいとおもいます。
私達の神経ではついて行けません。

生活保護の受給者をどのようにして適正かつ公平に決めるかということは急がねばならない問題であると思います。人員の不足が言われる中、政府の速い対応が望まれます。

生活保護費の不正受給は論外としても、この制度が適正に運用されれば、地方自治体の財政が圧迫されるような事態にはならないように思われる。適正な運用とは誰からも支援が期待できない真の生活困窮者にのみ適用されるということであるが、現実には
真の生活困窮者であるかどうかの判定が極めて難しいのが実態なのだ。申請者のモラルが問われる所以である。このことと次元の違う問題かもしれないが
病気の内、8割は医者にかからなくても直ると言われている。アメリカでは医療費が高いので、めったなことでは人々は病院に行かない。健康保険があるので我々は安易に?医者にかかる面もあるし、病院も健保で認められる治療はやりまくる(過剰診療)病院も多い。かくして健保財政は危機に瀕するのである。いずれの制度も高邁な理想のもとにスタートしているはずであるが、運用の段階になるとその制度を逆手にとって自らの利益を得ようとする連中が残念ながら多いのも事実である。勿論制度の欠陥の是正も大切であるが、モラルの向上が大前提である。
これは一朝一夕に解決できることではないが。

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