橋下大阪市長馬脚を現す
大飯原発再稼働について、関西首長広域連合と橋下大阪市長は再稼働を容認した。
テレビカメラの前で「負けた、負けた」と言っていたが、もともと人気取りのために原発反対や電力は足りている発言をしていたのだろう。それが本性を現したということだ。
次の国政選挙への進出を目指す大阪維新の会のリーダーとしては、企業からの支援を欲しいのでその意に反することはできないはずだ。私の知人は、どうせ大企業か電力会社から金が出たのだろうとうがった見方をしていた。
「おけらの いつかは青空 脱原発」に面白いのがあったので引用。
永岡です、今日の日刊ゲンダイ、「橋下、民主に白旗」と大きく出ており、それで買いました。橋下氏の大飯再稼動容認、フジテレビの安藤優子キャスターすら「いままで言っていたことは建前だったんですね」と皮肉っているのです。
再稼動を追っているジャーナリストの横田一さん、「会見で完全に弱腰、維新の会はイメージダウン、結局、官僚に手玉に取られる並の政治家だと分かりました」とコメントされています。
(なるほど、強そうな橋下市長も官僚にはかなわないのか―らら)
また、地元の記者が、「橋下氏のうまいところは「結論」を言わないこと。原発再稼動もよく聴くと、原発の是非ではなく、プロセスを批判していた。
(結論を言わない?それは気づかなかったなあーらら)
橋下氏はリアリストで、本気で再稼動に反対したら、財界が選挙で協力してくれなくなるのを分かっている。記者会見で何度も暫定的と言ったのは、夏を過ぎても政府が原発を止めなければ文句をつけるための下地作りだ」と語っているのです。
(リアリストか。さもありなん。金と票が欲しいのだ―らら)
日刊ゲンダイは、橋下氏をズルイ政治家だと結論付けましたが、橋下氏に原発を止めてくれと言うのは、ヒットラーに戦争するなと言うのに等しかったのかも知れません。うずみ火が再三指摘しているように橋下氏のバックには財界がいて、その意向の通りにやっており、原発を是とする財界に橋下氏が逆らうことなど、あり得なかったのです。
(ヒットラーだよな、彼は。衣の下に鎧が何枚も見え見えだ―らら)
橋下氏の批判はマスメディアではなかなかなく、関西ローカルだと毎日放送テレビのVOICE、ラジオのたね蒔きジャーナル、新聞だと日刊ゲンダイくらいです。アダルト広告に満ちている日刊ゲンダイが最も頼りになるとは、何とも、です。
(確かに橋下批判のマスメディアは見かけないね―らら)
ついでに、平松邦夫前大阪市長がどう言っているかを参考までに。
「口だけで内容の伴わないことは選挙戦の頃からありました。橋下さんが選挙中に、『平松市長の市民サービスは全部守る』と演説するのを聞いて腰が抜けそうになった覚えがあります。財政難の中で、住民サービスのカットは避けられないのに……。案の定、市長就任後には『維持する』といった無料敬老パスの半額負担を持ち出してきた。
口当たりのいい言葉で橋下氏の催眠術にかかり、覚めた時にしんどい思いをするのは弱い立場に置かれた市民です。
橋下さんは逃げ足が速いし、責任回避がうまい。いつまでたっても具体案の示されない都構想の区割りも、“区長が考えること”と逃げ道を用意しているじゃないですか。これで住民サービスの低下が起きたとして、迷惑を被るのは市民、責任は区長となり、橋下さんは“自分のいうとおりにできない役人が悪い”と言い出すわけです」
君が代起立問題で全国的な話題になったMBSの女性記者とのやり取りにも触れた。
「私の古巣だからいうわけではありませんが、困った時に相手を罵ったり、恫喝したりするのは橋下さんの得意技。私にいわせれば、あれは“予定してキレた”としか思えなかった。今後、橋下さんが罵り始めた時には、面白がるのではなく注意して発言内容を聞いてほしい。往々にして、“自分が突っ込まれたらヤバい”という内容だったりしますからね」
平松氏はまた、「橋下市長は自衛隊と警察と消防には絶対に手を触れない」と指摘している。ここにも彼の思想性が歴然としている。教員とか市職員とかだけを徹底的に従わせようとしているのだ。
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