65歳以上無収入主婦が国民健康保険で損しないために
名古屋市では国民健康保険料納入の通知が配達された。内容に疑問を感じたので文書を読んだがさっぱり分からない。それで次の日に朝一で区役所に出かけた。
9時丁度に窓口に着くと、若い吏員がすぐに応じてくれた。国民健康保険料の通知は私のところに来たが、それは私が世帯主だからだとわかった。後期高齢者のは年金から差し引かれるので別だということだ。
話していると、「奥さんには収入がありますか?」と聞かれた。「ありません」と答えると、「それなら減免が受けられます」と言った。そして減免申請書を出して書くように言った。
「印鑑を持っていませんが」というと、印鑑は要らないという。「健康保険の番号も分かりません」と言ったら、「こちらで記入しますから住所とお名前をかいてもらえばいいです」と言った。
説明によると、65歳以上で前年度に収入がない場合は申請により保険料が30%減免になるというのだ。
私は、そんなこと聞いたことがないと言ったら、「ここに書いてありますよ」と言って通知書の裏側の該当箇所を示した。私は、「書いてあると言ってもそんな細かいところまで見ないし、読んでも分からない」と話した。
役所にしてみれば通知書に書いてあるのだから読まない方が悪いということなのだろう。それに申請をしなければ減免が適用されないというのが問題である。
今回はたまたま減免制度があるのを知ってすぐにその場で申請できた。しかも減免額は30%である。妻の保険料は5万円余だから、15000円が減免になるのだ。
妻が65歳になってからこれまで合計で6万円も余分に払ったことになる。僅かな年金で6万円は大きい。
市役所はこういう大事なことはよく分かるように知らせるべきだと思った。おそらく私のように知らずに申請をしないで権利を捨ててしまった人がたくさんいるに違いないと思う。
減免申請は毎年する必要があるそうだ。無収入の65歳以上の主婦はくれぐれも気を付けて頂きたい。資格があってまだ申請してない人は役所に行かれるとよいと思う。
なお、減免制度はいろいろとあるらしいので役所で確かめられるとよい。
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