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2012年5月11日 (金)

ゴールデンウイークに東京へ行く―④恵比須ビール記念館

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 山種美術館を見た後、これも行ってみたかった恵比須ビールの記念館に向かった。私は5月ごろから9月の終わりまでは、主にビール系統の酒を飲むのだが本物のビールは高いのでなかなか飲めない。中でも恵比須ビールは大好きなのだが、何しろ味はよいが値段もよいである。だから残念ながら滅多に飲む機会がない。

 恵比寿に恵比須ビールの工場があり、展示館があることは昔から知っていたので一度行ってみたいと思っていた。幸い、山種美術館と同じ恵比須にあるので駅に戻った。

 駅ビルの上にあるのかと思っていたらそうではなかった。階段を上ると動く歩道があり、それで行くのだ。動く歩道に初めて乗ったのはシンガポールのチャンギ空港で次が韓国の仁川空港だった。いずれも長い歩道だが、恵比須のもそれ以上に長い動く歩道だ。2度乗り換えてやったと目的地の恵比須ガーデンプレイスに着いた。

 恵比須ビール記念館に入ってカウンターで聞くと、次のツアーまでにはまだ1時間余りあった。ツアーは試飲を含めて40分間で、料金は500円であった。それで予約だけして、向かいの三越にあるバーガーキングに入ってハンバーグを食べた。昼時だからなのか次々に人が来て並んでいた。

 13時10分のツアーなので、記念館に戻ると若いチャーミングな係りの女性が話しかけてきた。胸にツアーのIDを掛けていたので分かったようであった。その人がツアーのコンダクター(ブランドコミュニケーターというらしい)を担当すると言った。名前は広川さんと言ってIDを見せてくれた。

 12時50分ごろから待合室に入れるのでそこへ行った。ぼつぼつと参加者が集まり始めたが、若い人ばかりであった。全部で20名弱であった。

 ツアーは展示室の壁にあるスクリーンやポスターや実物の展示物を見ながら説明を聞いた。一番驚いたのは恵比須という駅の名の由来であった。てっきり恵比須という地名をビールに付けたのだと思っていたが、反対で、恵比寿ビールの工場があったので恵比須という駅名ができやがて地名になったのだという。

 ビール工場ができたのは、明治20年に桑畑や山林を開拓して醸造会社を設立したのが始まりで、3年後にドイツの味にこだわった本格的なビールが誕生したのだという。

 ビールができた頃のおつまみも興味深かった。大根をスライスしたものや佃煮などであった。戦争が激しくなってビールが「麦酒」になったことは嫌な出来事だ。やはりビールは平和の世に似つかわしい。

 王冠をかぶせた瓶ビールが、缶ビールにとって代わり、恵比須缶ビールのデザインも2度変わっている。横文字の「YEBISU」が「EBISU」ではなく「Y」が加えてあるのは昔の「ゑ」の発音を取ったものだそうだ。

 このツアーのハイライトは何と言ってもテイスチングサロンでの試飲である。ビールをコップに注ぐカウンターから逆V字にテーブルが広がり、参加者が座った。テーブルには麦芽の入った見本箱が置いてあった。

 きれいな女性がビールを注いで持って来てくれた。ビールは泡とビールが3:7の比率になるのがよいのだという。グラスの持ち方は小指を底に添えて3本の指と親指で持つのがよい。また、飲むときは泡を歯でせき止めてビールを流し込むとよいそうだ。最後まで泡が残るようにすると風味が逃げないと言った。

 2杯目はやや色の濃いビールであった。風味も当然違っていた。私はイギリス風の色が黒いスタウトも好きなのだが、色は麦芽の煎り具合で決まるのだという。

 ブランドコミュニケーターの広川さんは、中央のテーブルで恵比須缶ビールのおいしい飲み方を実演しながら講義してくれた。それによると3度に分けて次ぐのだそうだ。

 用意するグラスはきれいに洗った上の方が広いグラスで、缶ビール1本分が入るものがよい。

 まず最初に注ぐときは、グラスの真上から最初だけゆっくり、後は勢いよく泡がグラスの縁にくるまで注ぐ。すると泡がグラス一杯に大きくできる。そしたら30秒間ぐらい泡が静まるのを待つ。グラスの半分ぐらいがビールになる。

 2回目は、ビールをグラスの縁に伝わらせて泡をグラスの上まで盛り上がるようにゆっくり注いでいく。そしてしばらく待つ。

 3回目は、泡がグラスの口から15cmぐらい少し上になるまで持ち上げるように注ぐ。泡とビールの比は3:7である。

 講義が終わると、広川さんは「どなたかこれを飲むのをご希望の方?」と言った。私は何人かで分けて飲むのかと思ってさっと手を上げたら、他の人は誰も上げなかった。それで私が飲むことになった。3杯目はさすがに飲みすぎだ。

 広川さんが、「こちらの注ぎ方のと今の注ぎ方のを飲み比べてみてください。どう違いますか?」と聞いた。違いを言葉で表現するのは難しいが、「3度注ぎの方がマイルドでおいしいです」と答えた。

 このツアーは、登録すると会員になれるそうである。東京に住んでいたら会員になってもよいが名古屋からは無理だ。

 ちなみにビールだけを飲むなら1杯400円でラウンジで飲むことができるが、ツアーの方が値打ちである。

 終わってから、札がマッチに変わる手品を見せた。楽しいツアーであったが、3杯も飲んだのでその後が心配であった。でも、何事もなく次の観光ができた。

 次のURLをクリックして「パノラマカメラで見る」をクリックすると記念館の動く案内が見られます。

 http://www.sapporobeer.jp/yebisu/museum/map.html

 

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コメント

以前アサヒビールの見学に行った時は3度注ぎはいってませんでした。今回初めて知りました。「ビールの3度注ぎ」という単行本も出ていますし、試してみると確かによいように思います。

以前、第一生命のサラリーマン川柳に「本物のビールを買ったら妻激怒」という句があり、苦笑しましたが、私も普段はビールもどきの愛飲者です。でもブログ氏と同じくたまにしか飲まないエビスビールはとても美味しく感じます。その名のエビスの由来について初めて知りました。またビールもワインと同じく、美味しく飲む作法があるのですね。泡と液体の割合が3対7というのもこれから意識したいと思います。「目に青葉、山ほととぎす初鰹」一汗かいて初鰹の刺身でビール(もどき)を飲むのが至福の
季節となりました。

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