タケプロンOD30で蕁麻疹に苦しむ
以前にも書いたように、逆流性食道炎があり、耳鼻科の医者から薬を貰って飲んできた。薬はタケプロンOD30という武田薬品の製造のものである。
1日に30mgの錠剤を1錠、就寝前に飲めばよいのだ。効果は長続きすると言われている。この薬は胃粘膜のプロトンポンプの酵素活性を阻害することによって、胃酸の分泌を抑制する。通常、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの治療に用いられるという。
この薬を飲み始めて27日目に、体にかゆみが発生した。その少し前から手のひらがいやにかゆいので不思議に思っていたが、それが身体のあちこちに広がったのだ。
それからはかゆみが強くなるばかりなのでおかしいと思って処方箋を調べたら、「発赤やかゆみが出たら服用をやめて医者に相談するように」と書いてあった。
土曜日の朝、シャワーを浴びて風呂から上がり鏡を見たら、みるみるうちに腋の下や乳の辺り、首筋、下の腕の一部、足の付け根、横腹などの一部がうっすらと赤くなり、かゆみも感じた。
かゆみは時間がたつと他の場所に移動し、手のひら、足の裏などが無性にかゆくなった。掻きたいのを我慢しているのがやっとであった。
インターネットで調べたら、副作用として、次のような注意が書いてあった。
主な副作用として、発疹、かゆみ、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、頭痛、眠気、発熱、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身の発疹、顔面のむくみ、息苦しい [アナフィラキシー反応・ショック] ・体がだるい、発熱、息切れ、鼻血・皮下出血、赤褐色の尿 [汎血球減少・無顆粒球症・顆粒球減少・溶血性貧血・血小板減少・貧血] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振 [重篤な肝機能障害] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる [中毒性表皮壊死症・皮膚粘膜眼症候群] ・発熱、から咳、息苦しい [間質性肺炎] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
土曜日で連休が来るので思い切って医者に行った。医者は「蕁麻疹です。この薬は逆流性食道炎にとてもよく効くのですが、まれに100人に1人ぐらい副作用が出ます」と、こともなげに言った。
これまでに蕁麻疹などにかかったことがないのでびっくりして治るか尋ねたら、時間がたてば治ると言った。薬を出そうかと言ったが薬は貰わずに様子を見ることにした。
医者は、蕁麻疹がよくなれば、またタケプロンを飲んでいいと言った。喉の症状があれば、半分にして15mg飲むとよいと言った。大丈夫かと聞いたら問題ないと言った。
それにしても薬の服用をやめて6日になるのに相変わらず身体のあちこちがかゆくなるので困っている。痛いのも大変だが、かゆいのも大変である。
私は薬には強いと思っていたが、こんな100人に1人の副作用が当たるとはがっかりであった。籤運が悪いと悪い籤には当たるということか。
私の蕁麻疹は突発性蕁麻疹。下記の説明とぴったり一致する。
まずIの「特発性蕁麻疹」ですが、実はこの病型が最も多くみられるもので、医療機関を受診する蕁麻疹全体の8割程度を占めます。 典型的症状は、明らかな原因もなく、ある時突然、境界がはっきりした円形や環状、不整な地図状のわずかに盛り上がった赤い斑(はん)が出現します。こうした斑は、激しいかゆみを伴います。また全身のどこにでも出てくる可能性があり、一度発症すると基本的にはその後、毎日のように出現します。 そして、最も特徴的なのは、これらの皮疹は、通常数十分以内に跡形もなく消えてしまったり、場所が移動したりすることです。例外を除き、1日以上同じ部位に持続して出現することはありません。 これは他の皮膚疾患ではみられない特徴であり、蕁麻疹を鑑別する際の重要な情報になります。形式的に発症してからの症状が出ている期間が1カ月以内のものを急性蕁麻疹、1カ月以上経過したものを慢性蕁麻疹と呼んでいます。
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