北朝鮮のミサイル発射に大騒ぎの日本
12日から16日の間に北朝鮮が人工衛星を打ち上げるという。それに対して日本などは長距離弾道などとミサイルの発射だとして沖縄や東京などに地対空誘導弾パトリオット3迎撃用のミサイルを用意したり、イージス艦を洋上に派遣したり、沖縄に自衛隊を派遣したりと大騒ぎをしている。
それに対して韓国のメディアは、冷ややかな目で見て報道していると12日の朝日新聞は伝えた。「恐怖に襲われる日本」「軍事力増強が狙いか」などと日本政府の対応に疑心をもっているようだ。沖縄への修学旅行の延期や屋内への避難指示など日本中が大騒ぎをしていると報じているそうだ。
パトリオットをコースから1000kmも離れた東京にまで配備したことについて、住民の不安を煽っているとしている。
KBSテレビは、「異常なのは迎撃と関係ない自衛隊員が大挙して沖縄に派遣されたことだ」と指摘し、沖縄県民の自衛隊への感情を和らげたいという狙いだろうと言っている。
MBCテレビは、更につっこんで、「ミサイル対策を口実に軍事力の拡張を企んでいるとの分析もある」としている。また、尖閣諸島問題で摩擦が高まる中国を牽制する意味合いもあるの見方も示した。
私自身も、北朝鮮の人工衛星打ち上げに対して余りにも騒ぎすぎだと感じていた。NHKなどマスコミも動員して、連日大仰に報道している。だから、韓国のマスメディアの指摘はすべてその通りだと納得するのだ。
北朝鮮のミサイル発射を絶好の口実にして自衛隊の戦力増強などを狙っているのではないかと思われる。
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北朝鮮の金日成主席生誕100年の祝賀のための物資を運ぶトラックが中朝国境で渋滞するほどで中国側は儲かってしょうがないと言っているそうです。
国民は飢えているのに一部の人たちは祝賀ムード、そんな国のことで一喜一憂など必要ないと思うのです。
投稿: らら | 2012年4月13日 (金) 09時00分
北朝鮮の狙いはこれまでもそうであったように軍事的挑発を繰り返して周辺を威嚇し、その見返りを得る、所謂、瀬戸際政策を続けてきたが、ことごとく成功してきたように思われる。彼らの狙いは騒がせる、怯えさせるのが目的なのだからこの際、発想の転換で勝手にどうぞと周辺国(含むアメリカ)が全く、無視したらどうなるのだろうか。何の見返りも与えないのは当然である。大騒ぎをするのは彼らの思うつぼと考えるのは、まことに単純な発想なのだろうか。そもそも北朝鮮は中国の経済的援助なくして、存在しえないのだから、中国がそんな勝手なことをするなら一切の援助を打ち切るといえば一挙に解決するように思えるのだが、、。表向きはともかく中国は内心ではこのような北朝鮮の挑発行為を容認しているように思えてならない。
投稿: Toshi | 2012年4月13日 (金) 08時06分