歌手デビュー?ボランティアでマジック
10日ほど前に、近所のCAFE VITAで歌う会があり、そこに”くらたんず”という音楽のボランティアが来て演奏をしてみんなで歌った。たまたまその会を覗きに行って参加し、くらたんずのリーダーの倉田さんと知り合った。
それがきっかでで一緒に介護施設訪問のボランティアをやらないかと誘われた。話によると彼は定年後ギターの練習をして、ボランティア活動を始めたのだという。私はギターを二本、フォークとクラッシックを持っているが、全く弾けない。60歳になって練習をし人前でギターが弾けるようになるというのは凄いことだ。それも独学だというのだから素晴らしい。
ギターとハーモニカでボランティアを始め、南区の訪問ボランティアを組織するまでになったのだという。
彼の周りには多くのボランティアが集まり、手分けをしてボランティアに出かけている。彼自身”くらたんず”という名前で週に何回も出かけているようだ。
彼は、実は私の所属する昭和男爵コーラスを覗きに来たことがある。でも、レベルが高いという理由で入らなかったのだ。
私がマジックをやることを知って一緒にボランティアをやらないかと持ちかけてきた。マジックでボランティアをやるのはやぶさかではないのでOKをした。するとすぐに彼の家に呼ばれてインタビューをされ、歌まで歌わせられた。
そして南区のライフ&シニアハウスという大きな有料介護施設に私を「歌うマジシャン」として登録をした。
早速4月27日の午後にその施設に出かけた。とても大きくて立派な施設であった。そこではフロアごとにイベントをやるらしく、その日は2階のフロアの人たちが対象であった。
くらたんずは倉田さんともう一人プロのドラマーのTさんであった。始めにリンゴの唄と青い山脈が演奏されることになっていて、私に歌えと言われた。これらの歌はよく知っているしカラオケで馴れているので引き受けた。俄か歌手の誕生の瞬間であった。キーが合っていたので気持ちよく歌うことができた。
施設の利用者さんたちは15人集まった。車椅子の人も数人いた。その人たちと懐かしのメロディーを歌った。
そして私が紹介され、マジックを披露した。私のマジックは身近なものでやるマジックが多い。ありふれたものを使ってそんなものでも不思議が演出できることを知って欲しいと思うのだ。
最初は端午の節句が近いので画用紙に印刷した鯉を使って錯覚で大きさが変わるものを見せた。それを見てみなさんはとても不思議がっていた。
ロープを使って簡単な結び目ほどきや結び目作りを見せたらこれまた驚いていた。薔薇カードもとても不思議そうであった。何もないカードにウサギが現れたりきえたりするのもとても受けた。
その日の広告を使って4人に取ってもらったカードを当てるのも大好評であった。シルクを瞬間に出したり、チェンジバックで消したりするのも大変な驚きようであった。
首の長いウサギをちょん切ったりくっつけたりするのやリングと紐も大いに受けた。最後に矢印の方向をやって頭の体操をしてもらったが本当に不思議がっていた。
聞けばこの施設は音楽や腹話術やバルーンなどは来たことがあるがマジックは初めてのようであった。そういうこともあってかマジックを楽しんでもらえたのでよかった。
身近なものを使って相手と一緒に楽しんでもらうマジックも効果があることがよく分かった。
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