面白かったNHK・ETVスーパー・プレゼンテーション
4月2日にNHKのETVで夜11時から放送された「スーパー・プレゼンテーション」を録画しておいて見た。アメリカのカルフォルニアのモントレーで年に1度開かれる「TED(Technology Entertaiment Design)カンファランス」を紹介したものだ。
ナビゲーターは、伊藤穣一さんという人で、彼はマサチューセッツ工科大学のメディアラボの所長である。
最初は、スエーデェンの統計学者Hans Rosling博士の”Hans Rosling on Global Population Growth"と題するプレゼンテーションであった。彼のプレゼンテーションは定評があるものだという。確かに人を引き込むものがあった。
彼は、ホームセンターで売っているプラスチックの箱を用いて1つの箱が10億人としてあらわした。緑の箱は貧しい国や発展途上国である。欧米などの先進国は青の箱1つで10億人である。
1960年には貧しい国の人口は20億人でリッチな国の人口は10億で世界の人口が30億であったのが、50億になり、今や70億人になった。
彼は箱の中から飛行機や自動車や自転車や履物などを取り出してそれぞれの生活レベルを象徴的に示した。今なお世界の20億の人々は一番貧しい状態にいてしかも、子どもは1人の女性に6人前後もいるという。しかし、先進国では少子化が進んでいる。
彼は、貧しい状態に放置しておくと、人口が増えるという。6人生まれて4人生存するというのだ。だから子どもの生存率を高めることが大事だという。先進国では生存率は100%に近いという。
そして今度はデジタルアニメーションのグラフを使って縦軸に子どもの数、横軸に生存率を置いて子どもの数が減り生存率が高まる様子を示した。
最貧国での出生率を下げることにより、リッチな国との格差を狭めることが大事だと話した。そのためにリッチな国が貧しい国を援助するのだ。うまくいけば世界の人口は90億ぐらいで収まるだろうと言った。
プレゼンテーションはすべて英語で行われる。だから英語の勉強にもなる。この番組の目的は、世界中の優れたプレゼンテーターからそのやり方を学ぶということである。
TED ideas Worth spredingとあるように、よい考えや思い付きを広げるために行われている。
下記のURLをクリックして、彼のプレゼンテーションとメッセージを是非味わって頂きたい。
http://www.ted.com/talks/hans_rosling_on_global_population_growth.html
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