スタジオVITA5周年記念パーティでマジック
3月4日の日曜日、午前にスタジオVITAの5周年の会があった。そのアトラクションとして、マジックを頼まれたことは先日書いた。
約束の10時半に隣のCAFE VITAへ行き出番を待った。子どもたちの発表などが終わりスタジオに呼ばれた。控えの部屋で若干の準備をした。そのとき1回目の神隠しにあった。確かに用意したはずの「おめでとうございます」の紙がないのだ。いくら探しても出てこなかった。(不思議なことにこの紙は家に帰って片づけをしたら出てきたのだ)
仕方がないので、最初にやるそのマジックをやめるしかなかった。会場には、子どもの他にお母さんたちが集まっていた。手品を生で見たことがある人に手を挙げてもらったら数人だけであったので嬉しかった。「手品でも何でも生で見るといいものですよ。」と話した。
簡単なロープマジックから始めた。出入りなどで最初ざわついていた会場が集中し始めた。反応をしてくれる子どもがいた。とても賢いことを言うので、「すごいなあ。将来はノーベル賞だね。」と大げさに褒めた。三色ロープをやると「オオッツ!」とどよめいた。
シルクを次々に出す三角錐はそれほど受けなかった。でも、紫のシルクを一瞬で一連のシルクに変えるマジックはどよめきが起こった。出たシルクをバッグに入れてチェンジをするのも大きな声が上がった。
薔薇カードでは、胸に入れたシルクで色を変えると大きな声の反応があった。みんなが集中していることがよく分かった。
次のウサギではエルムズレイを失敗しやり直しをしたが、真っ白いカードにウサギが現れると不思議がっていた。
お話をしながらのサル・カニは子供がよく反応してくれた。紐とリングはとても不思議そうであった。大きい子どもに改めをしてもらたら普通の紐なのに・・・と首をかしげていた。
その次の新聞に切り抜きで、カードの操作を誤って失敗をしてしまった。すぐにやりなおしたがまたも失敗した。家にかえってから調べたら境目のカードの見間違いであった。不注意の単純ミスであったが、それにしても2度も失敗するとは。これが第2の神隠しであった。
リングとロープでは、野村先生に出てもらって子どもにも手伝ってもらった。ロープがリングから外れるとオオッツと大きな反応があった。
首の長いウサギをやるとき、どうして首が長いか尋ねたら、キリンウサギだと言う子がいた。「違うよ。首を長くして待っていたから首が長くなったのだよ。」と話した。最初は、裏向きにして子どもに切ってもらった。首が離れてしまったので大変なことをしてくれたねというジェスチャーをした。
今度は表向きにして切ると見事にくっついた。何人かの子供や大人にやってもらったが、とても不思議そうであった。終わってからお母さんたちが、首の長いウサギはとても不思議だったと言っていた。
最後に先生がまだいいと言ったので、特別に矢印の方向で遊んだ。自分が予想する方向と違うのでとても興味をもって参加していた。
スタジオVITAの観客は、生のマジックを見るのが初めてという人が殆どだったので、大変反応が大きくて、声もたびたび上がってやりやすかった。終わってから、お母さんたちが、緊張したでしょうと聞いたので、反応がよく集中してくれたからとてもやりやすかったと答えた。
デジタル時代でCGで幾らでも不思議が作られるが、アナログ手品の生の不思議に触れることが大切だと改めて思った。
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失敗もある拙い演技でしたが、生でマジックに触れて興味深く見て頂けたので大変嬉しいです。仲間もいますし、いつでも出向きますので遠慮なくお申し付け下さい。お心づかいを有難うございます。
投稿: らら | 2012年3月 8日 (木) 08時12分
こんにちは
先般はご多忙のところ、スタジオヴィータ五周年パーティーにご協力いただき誠にありがとうございました。
参加者の皆様方も大変喜んでおりました。また、子どもたちの驚きと好奇心に満ちた表情を見ることができて大変良かったです。
また、機会がありましたら次回もよろしくお願いいたします。
些少ではございますが、無料モーニングチケット(1枚2名様分)をカフェでご用意してありますので、どうぞどなたかをお誘いのうえお越し下さい。心よりお待ち申し上げております。
投稿: 野村 千秋 | 2012年3月 7日 (水) 16時50分