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2012年3月28日 (水)

大阪市職員の「選挙関与文書」は捏造だった!

 3月27日の朝日新聞朝刊を見て驚いた。大阪市交通局の非常勤嘱託職員が、平松前市長の後援会への参加を職員労働組合が市職員に徹底させる文書を捏造していたというのだ。

  この文書は、「大阪維新の会」の市議に渡され、それをもとに市議は2月の市議会で「労組の選挙活動への関与が裏付けられた」として市側を追及した。

  捏造した男性職員は、約1800人分の人事データを無断で引出し、「知人・友人紹介カード配布回収リスト」や「非協力組合員は今後不利益になる」など労組が前市長の選挙活動に関与しているかのような文書を付けて架空の文書を作成した。

  この市議会での追及を踏まえて、橋下市長は、労組の政治活動について全庁的な調査を指示した。その調査が思想調査にまで踏み込んだ人権無視のものであったので問題となった。

  この一連の動きから分かることは、橋下市長と維新の会は、計画的に労組を弾圧しようとしていることだ。市職員の中にスパイを潜り込ませ、その情報をもとにあることないことをでっち上げて、労組の動きを封じ、弾圧しようとしているのだ。

  橋下市長は弁護士だけに法律をかいくぐる道をよく知っているから始末が悪い。しかし、この事実が判明した以上、労組は、法廷闘争に持ち込むなどして、徹底的に反撃し、橋下市長の恐ろしさを天下に明らかにしなければならない。

  先日の府立高校での橋下市長の友人だという校長による、国歌斉唱チェックといい、教員を言いなりに服従させようとするファッショ的な府教育条例といい、恐ろしいことが大阪で起きていることに目を開くべきである。

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コメント

マスコミも大阪府の教育条例や職員への思想調査など強圧的な手法については傍観しています。悪いものは悪いという批判精神がありません。戦前に流され大政翼賛に向かったことへの反省がないからでしょう。

読売新聞が最近近畿地区で実施した「大阪維新の会」の国政進出に関するアンケート調査によれば63%の人が支持しているそうである。調査地域が限定されているが、全国レベルで実施したとしても50%以上の有権者が「大阪維新の会」とその国政進出を支持している可能性も大である。消費税増税をめぐる政治の混乱。AIJ年金消失問題にみられる典型的なインテリ層(告発されているのは元野村証券の支店長を務めた社長や報告書捏造に加担した公認会計士、天下りの役人)の堕落。既成政党が完全に信頼を失い、また経済界も不祥事が後を絶たない状況である。
日本の政治経済状況が1930年代、ヒトラーの台頭を許したころとよく似ているといわれる所以である。
ヒトラーは国民の熱狂的な支持を背景に選挙により、合法的に政権を奪取したのである。橋下氏は当時と違って現在はマスメディアの力が圧倒的で独裁などありえないといっているが、そのマスメディア自体が原発
推進で果たしてきた役割を考えると如何に当てにならない存在なのかを我々は思い知ったばかりである。
当分、大阪維新の会の動きは注視すべきだと思う。

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