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2012年2月29日 (水)

戦前回帰の自民党憲法改正原案

 26日の朝日新聞朝刊によると、自民党の憲法改正推進部会が作成した憲法改正原案が明らかになった。

  憲法改正原案のポイントは、

○天皇を「元首」と位置付ける

○国旗・国歌は国の「表象」。国民に尊重義務を課す

○自衛隊を「自衛軍」とし、「自衛権」を明記

○公益や公の秩序を害する結社は認めない

○公務員の労働基本権の制限を明記

○緊急事態条項を新設

○憲法改正の発議要件を衆参の過半数の賛成に緩和

などである。(その他は割愛)

  自民党が狙っているのは、国民の主権を制限し、国家統制を強めようということである。一言でいうと戦前回帰である。

  天皇を元首と位置付けたり、国歌・国旗の尊重を義務としているが、祝日には国旗の掲揚を強制し、全ての行事での国歌の斉唱を義務にするということだ。天皇への崇拝も強制されるに違いない。

  自衛隊を「軍」とするというが、海外派兵や自衛権の拡大を目指そうということだ。世界に誇る現行憲法の戦争放棄を捨てていつでもどこでも戦争がやれるようにしようということである。それが彼らの悲願なのだ。

  緊急事態条項を設けることで、戒厳令を出し国民の行動を縛ろうという目論見だ。

  公益や公の秩序を害する結社を認めないというのは、戦前の治安維持法を思い出させる。公益や公の秩序を害するという理由付けはどのようにでもつけられるのだ。戦前のアカ狩りでリベラルな人まで拘束されたことを思い出せばわかる。

  公務員の労働基本権の制限は、ILOの条約に逆らって統制を強めようということで、その先駆けが橋下大阪市長の下で行われている。

  憲法改正発議を衆参の過半数にしようというのも、それによって憲法を容易に改悪できるようにすることを狙っている。これも橋下の維新船中八策と全く同じである。

  こうして見てくると、自民党も橋下大阪市長も石原東京都知事も同じように憲法を改悪し国民に対する国家の統制を強め軍事国家を目指そうとしているようだ。大変危険な兆候だと言わねばならない。橋下市長は、選挙で勝ったのだから「白紙委任」だと言ってやりたいようにやろうとしている。それに同調しているのが自民党である。戦前の国民を悲惨な戦争へ導いたファシズムにだけは戻してはならない。

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コメント

橋下大阪市長は地ならし役です。天皇は元首だと公言しています。この風潮が危惧されます。

かつて「日本は神の国」と発言していた政治家がいたが、今回の自民党憲法改正原案を読んで、日本を戦前のような天皇中心の国にしようとする政治家がいるのだと改めて気づかされた。
戦争の総括や責任についてしっかり議論してこなかったから、このような考えが温存されてきたからだと思う。
日の丸や君が代を強制し、従わない者を処分することがそのような考えを国民に植えつけるための地ならしとなることを危惧する。

 自民党の憲法改悪案といい、橋下市長のファシズム傾向といい、嫌な方向に向かっているのが怖いです。政治が劣化しているのでこういう独裁的な人を受け入れるのでしょう。ヒットラーの到来のときのようです。

10日ほど前、知人と大げんかをして電話をパンと切りました。「橋下は大した物です。信長のようです」と言うので「小泉首相が出てきたときみんな救世主が現れたように期待を持って迎えたでしょう、結果はワーキングプアを生み貧富の差を拡大した。派手な舞台性パーソナリティの人は駄目。その上橋下市長はファシズム的傾向が有るでしょう。人の心の中まで支配する権利はないわ。そんなことを弁護士が知らない筈はないでしょう。
元首は天皇です。象徴じゃありませんと言っていたのを見たが、大政翼賛会の時代に戻すのですか」と怒鳴ってしまったのです。
戦争を知らない時代の人が正しい歴史も知らず、どうして革命がおこせるのですか?

大阪市では、君が代斉唱と起立を義務付ける条例が公明・自民も賛成して可決されました。橋下市長は圧倒的多数だと得意げです。
 小沢一郎氏は、国民の政治意識が低いと政治は劣化すると述べています。非常に残念な傾向です。

恐ろしいものに出会った感じです。「戦前回帰」とはいい名前を付けましたね。文字通り「民主国家」から「専制国家」への後戻りを指向しています。
項目を拾ってみると、タイと同じです。現在のタイは、民衆の隠の力が比較的強いので、規制がそれほどきつくないので、見て見ぬふりをしている面もあるので、まあ秩序が保たれていますが、これがきつくなれば、また発砲デモものです

今の日本は暴力に対しておとなしいが、勝つか負けるかの戦いになったら暴力沙汰も避けられない混乱に陥る危険性を危惧します。

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