市電で行く、久しぶりの道後温泉・坊ちゃん湯
用で行ったので松山市内の観光はしなかったが、道後温泉へ出かけた。
松山市内には、今も市内電車が走っている。ホテルで乗り場と乗る電車を聞いて出かけた。ホテルは、JR松山駅の近くにあったので、松山駅前から道後温泉行きに乗るのだ。
道後温泉は6時に開場する。以前に行ったときは、道後温泉本館の前で待ったことを思い出し、ホテルを6時に出た。
最初、方角を間違えて歩きだしたので、反対の方向に行ってしまった。JR駅に着くころだと思ったところには、それらしいものはなかった。そこで気づいて戻って歩いた。
果たしてJR松山駅があった。すでに市電が停留所に止まっていたので、早朝で自動車が少ないのをよいことに地下道を使わずに横断した。
市電に間に合って乗ると、料金箱が入口にあったが、料金の表示がないので運転手に尋ねたら、150円で後払いだといった。
車内には高齢者が10数人乗っていた。みな道後温泉に行くのかなと思った。電車はまだ新車だった。
電車が動き出しても、外は暗いので街の様子はわからなかった。路線図を眺めてアナウンスを聞いていた。一日乗車券があって、400円で電車の中でも買えることが分かった。しかも、バスにも乗れるのだ。でも、往復以外に乗ることはないので買わなかったが、安いと思った。
市内電車は、伊予電鉄の松山市駅から出るのやお城の周りを回るのがあるみたいであった。
道後温泉は終点で、20分ぐらいで着いた。道後温泉に行く人ばかりだと思っていたのに、たった3人であった。
駅を出て、ハタと迷った。以前に来たときのことをすっかり忘れていたのだ。どちらに行くとよいのか分からないので、一緒に降りたご婦人に聞いた。
商店街を通って行くのだと言う。話しながら一緒に歩いて行った。その女性は、「私は新しい道後温泉に行くのです。老人割引で180円で入れるし、きれいだから。」と言った。
右に曲がると道後温泉本館のある曲がり角に来ると、左に大きな建物があった。「椿温泉」と書いてあった。女性はそちらに行った。
商店街を通り抜けると、突き当りが坊ちゃん湯こと道後温泉本館であった。昔のままの堂々とした建物であった。入口の券売り場で買ったのだが、1階の神の湯は400円で、2階の座敷のある浴場は850円であった。こちらは、浴衣を貸してくれて座敷で煎餅とお茶を出してくれるようであった。1250円出すと、タオルもついている。坊ちゃんは、2階の座敷つきに行ったのだが、私は今回も1階にした。
ホテルのタオルを持っていったのでよかったが、貸タオルが30円、小さな石鹸も30円であった。石鹸はなかったがなくてもいいと思った。
廊下を歩いていくと、前を若い男が肩をゆらして歩いていた。作業員かなと思ったが、後で浴場に入っていくのを見て驚いた。体中刺青がしてあったのだ。
脱衣場は広くて衣類を入れる箱もたくさんあった。浴場に入るとき、入口に「東浴場」と書いてあったので「?」と思った。
中に入ると石造りの浴槽があり中央に動物の像があった。周りは体を洗うところだ。坊ちゃんのころはおそらく鏡などなかったと思うのだが、鏡、蛇口、シャワーが完備していて、なぜか桶は木桶であった。
浴槽に入ると、刺青をした男は先客と談笑していた。その人たちが上がったのでわかったのだが3人とも腕などに刺青をしていた。また、別の方に年配の男性がいてスキンヘッドを自分で剃っていた。気が付くとその男も全身に見事な刺青をしていた。
じろじろと見るわけにはいかないので、ちらちらと見たのだが、湯気の中で描かれているものは、はっきりとはわからなかった。でも、2人は、すごい刺青であった。生涯であんな刺青を見たのは初めてであった。工芸品とも言えるかもしれないが、痛かっただろうなと思った。
湯から一旦出ると、洗い場に誰かが置いて行った石鹸があるのを見つけた。これ幸いとその石鹸で体を洗ったら、風呂に入ったという気分になった。
脱衣場でお茶を飲んでいて、もう一つ浴場があることに気が付いた。「西浴場」と書いてあったので納得した。出てきた男性に尋ねたら、中はどちらも同じだと言った。覗いたら1人入っているだけあった。どうも東の方が人気があるらしかった。
道後温泉を出ると、かなり明るくなっていた。坊ちゃん汽車を据えてある道後温泉駅にもどり、市電に乗った。今度は古い市電であった。客は多くて通勤、通学の人のようであった。帰りは街の様子もよく見られた。市電にはいろいろな車両があることや道後温泉行が多いことも分かった。
松山観光は、400円の1日券を買って市電とバスで回るのがお勧めである。道後温泉だけでなく、松山城や博物館や繁華街にも行けるのだから。
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