オルガンの「楽しいニューイヤーコンサート」
先日、blogで紹介した、オルガニスト吉田文さんのブランチコンサートが、11日に愛知芸術センターコンサートホールで開催されました。
私は、10時に芸術文化劇場ホールに入りましたが、すでに80名ほど並んでいました。ニューイヤーコンサートなのでいつもより客足が早いようでした。10時15分過ぎに開場され、すぐに2階へ行きましたが、正面の3列ほどは埋まっていました。でも、3列目の中央に空席があるのを見つけてそこに決めました。
今回は舞台中央に演奏台が置いてあり、最後まで舞台で演奏されました。オルガンのところで演奏するのと舞台で演奏するのとどう違うのかと思いながら聴きました。
今回のプログラムは、題名が「楽しいニューイヤーコンサート」となっているように、新年らしく楽しいリラックスして聴ける企画のように思いました。
いつものことですが、吉田さんが曲の説明などをしてくださいますので、アットホームな感じでとても良いと思います。今日は、マイクに声が乗って吉田さんのきれいな声が明瞭に聴けたのもよかったと思います。
10時45分の開演の前に、プレ演奏があり、リクエスト曲で、お琴の有名な「春の海」が、演奏されました。
プログラムの最初は、これもリクエストで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」からプロムナードが演奏されました。これからの演奏にいざなうのによいアイディアでした。
2番目は、エドワード・エルガーの「威風堂々 第一番」でした。これは私の携帯の着信音に使っていたものです。オルガンで聴くのもよいものでした。
3番目は、リクエスト曲で「アメイジンググレイス」でした。この曲は小学校5年生の児童の希望だということでした。昨年初めて芸術大劇場の舞台に立ちキャンドルを持って合唱したことを思い出しました。
4番目は、ヨハン・シュトラウスの2世のワルツのメドレーでした。文さんのお母さんの徳子さんと二人で演奏されましたが、何と足だけを使っての演奏で、これこそアメイジングでした。パイプオルガンの足の鍵盤の音だけを初めて聴きよかったです。
5番目もリクエストに応えた曲で、モーリス・ラベルの有名なボレロで、ある外国の有名なバレリーナが東日本大震災支援でボレロを踊ったエピソードを紹介してから演奏されました。トーマス・マイヤー・フィービッヒさんとの連弾でした。
最後は、ニューイヤーコンサートの締めくりにふさわしく、「ラデツキー行進曲」でした。会場の聴衆が手拍子で参加しました。
どれもよく知られた親しみやすい曲ばかりで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
◎次回以後のブランチ・コンサートの予定
・6月6日(水) 大聖堂の響き (1000円)
・9月19日(水) リクエストシリーズPART (1000円)1
・11月21日(水) パイプオルガンと2本のトランペットの華麗なる世界(1500円)
いずれも、正味1時間にグレードアップして、10時半から11時半までです。
« 生姜ブーム | トップページ | 「開拓者たち」を見て、「匪賊」という言葉に思うこと »
「音楽」カテゴリの記事
- [ 「オペラの魅力」コンサート(2022.01.21)
- ムジカ・スコーレのコンサート(2021.11.01)
- ブルーローズ合唱団のコンサート(2021.10.23)
- 「私は左手のピアニスト~希望の響き世界初のコンクール~」を見て (2021.01.27)
- オルガンの秋 ブランチコンサート(2020.12.12)
楽しいオルガンコンサーロの企画で、楽しみにしています。オルガンの可能性を追求していらっしゃるようで素晴らしいと思います。
blogを読んでいただいて感激です。
投稿: らら | 2012年1月16日 (月) 20時03分
すてきなご紹介、いつもいつもありがとうございます!6月まで少し間があいてしまいますが、次回は楽しくも本格的なプログラムをお聴きいただきたいなぁと思いながら、何を弾こうかなぁと考えております。
また、これからも宜しくお願いします。
あ、それから、ららさんのブログは、とても考えさせられる内容が多く、私個人としても大ファンです。
またお邪魔しますね!
投稿: mausmirabilis | 2012年1月16日 (月) 17時40分