民主党政権最後のあがきか?
野田改造内閣は、岡田氏を副総理に迎えて、消費税増税へ向かって動き出した。問責決議を受けた閣僚は更迭され、その他閣僚が交代した。小沢氏のグループからは田中直紀氏が起用された。やはり小沢氏にも気を使ったようだ。
岡田氏を副総理にして、社会保障・税一体改革担当相に充てて「不退転の決意」で月末3月末までに消費税増税法案を国会に提出するつもりのようだ。
民主党は昨年暮れに11名の離党者があったし、小沢氏の4億円問題も潔白を主張するが庶民の感覚では全く理解ができない。
民主党内はがたがたしていて、鳩山、菅、野田と政権交代後3人の首相が変わったのにだんだん悪くなるばかりである。
自民党は今年は早期に衆議院を解散に追い込もうとしている。消費税増税をやりたいなら、その前に信を国民に問えと主張している。
結局、内閣改造はしたものの先の見通しはなく、民主党が政権についておられるのも解散までだと思われる。前回の衆議院議員選挙で民主党に期待したものはすべてゼロになってしまった。次の選挙では政権から脱落が目に見えているから、民主党員にとっては、今回が大臣になる最後の機会と言えそうだ。
それはそうとして、国会が召集されれば、与野党はまた空虚な争いを繰り返すに違いない。山積する難問題を前向きに審議し、一つ一つ解決しようという国民のための政治は期待できそうもない。
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自分たちの利益を損ねることにはいつも頬かむりしています。実に情けない政治家ばかりです。
投稿: らら | 2012年1月16日 (月) 19時59分
不退転の決意で公務員制度改革、議員定数の削減、天下りの根絶となぜ言えないのでしょうね。消費税の増税は止むなしとしても、この自らの身を切ることなしに増税だけを急ぐことはとても賛成できないという意見は多くの国民のコンセンサスになっている。しかしながらこの3点セットは各党の利害、思惑が複雑にからみ消費税増税の議論よりはるかにまとまりにくいのが本音だと思う。いっそ、消費税増税と3点セットを各党どう考えるかの方針をマニフェストに具体的に明らかにして、マニフェスト破りは絶対にしないことを
誓って解散に踏み切ったらどうであろうか。勿論、消費税増税に反対ならその対案をしっかりだすべきである。このまま徒に時間をかけても政局がらみが先に立ってうんざりさせられるばかりである。
投稿: Toshi | 2012年1月15日 (日) 08時43分