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« 新しいパソコンは戸惑うことが多い | トップページ | 断捨離を始める―②―捨・断・離の「捨」の実行開始 »

2011年12月 4日 (日)

「断捨離」を始める―①―

 ”やましたひでこ”さんが、2009年12月にマガジンハウス社から出版した「断捨離」という本がある。この本は新しい片付け方の本として評判になった。以後類似の本がいくつも書店に現れた。山下さん自身も多分5冊か6冊ぐらい同じコンセプトの本を書いている筈だ。

 私は、この元祖の本を読みたくて図書館に予約をした。昨年12月のことである。ところが予約者が500名以上もいて、私の番が来たのはほぼ1年ぶりの11月の末であった。

 この本が来るまでに、同じやましたひでこさんの「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」(三笠書房王様文庫)というのを買って読んだ。そして知人たちに回して読んでもらった。知人たちは読んですぐに実行したが、私は実行できないでいた。その間、テレビで放送された山下さん出演の断捨離の番組も見たのであったが。

 私の部屋の中はいろいろな物であふれていくばかりであった。実行できないのは、元祖「断捨離」の本を読むまではという気持ちが私の潜在意識のなかにあったからかもしれない。

 やっと図書館の予約順が来て元祖本が私のところに来た。先日伊勢まで旅行をした時その本を持っていき往復の車中で読み終わった。

 今、改めて文庫本の「不思議なくらいスーッとする断捨離」を手に取って見ると、こちらの本は、2011年5月の出版だけあって、分かりやすく書かれている。何も元祖本を待つまでのことはなかったのだ。

 でも、私は元祖「断捨離」を読んでやっと”やろう”という気になった。

 断捨離は、”整理・整頓”ではなくて、要するに”片付け”なのだ。整理・整頓は物を収納したり、別の場所に移したりすることが主となるが、断捨離でいう「片付け」は、

 ●必要な物を絞り込む。

 ●必要のない物を住まいという空間から取り除く。

だというのである。

 私は、半分ほど読んだ時、ふと「そうだ。必要かどうかを判断して、必要でない物にはレッドカードをつければよいのだ!」とひらめいた。家に帰ったら早速実行しようと決心をした。

 やましたさんは、今必要かどうかで判断せよと言っている。また、こうも言っている。「片付けとは片をつけること」と。つまり必要でない使わないものに三行半を与えてバイバイすることなのだ。いつまでも未練がましく、その物に執着しないことなのだ。

 私は、物に執着する傾向がある。

 ○もったいない精神が旺盛である。

 ○人からもらったものはいつまでも大事にする。

 ○将来必要な時、利用できる時が来るかもしれないと思ってしまっておく。

 しかし、よく反省してみれば、家の中に大事にしてある物で、本当に今も必要で使っているもの、「現役」は余りないのだ。アメリカの軍隊でいえば、ベテラン(退役軍人)ばかりなのだ。

 私は、退職後教育関係の書籍を中心に本棚の本を思い切って処分した。数百冊はあったと思う。知人に貰ってもらったり、古本屋に持って行ったり、図書館に持って行ったり、学校に寄付したりした。捨てるには忍びなかったからだ。

 私は退職後は、なるべく図書館で借りるようにしているのだが、それでもその後買った本が蓄積してあふれている。

 やましたさんは、要らないものは人に「上げるのではなく、もらってもらいなさい」と言っている。その方が謙虚だというのだ。

 断捨離ができない原因の一つは、要らない物をどのようにして処分するかで悩むことにある。まだ使えるから、愛着があるから、記念品だから・・・・などの理由で廃棄するのは忍びない気持ちがあるのだ。

 誰かその物を必要とし、生かしてくれる人がいたら一番よい。

 次に、ピンと来たのは、片づけを始めるとき、どこから手をつけるかについての説明であった。どこからでもよいから始めなさいと言っている。机の引き出しの中からでも、棚からでもよい。その時に、今それをするにはどのくらいの時間があるかということを考えてその時間でやれることから始めるようにと言う。

 ところで、私は、断捨離ではなく、本当は「捨・断・離」ではないかと思うのだ。本の内容は、捨・断・離だし、実際今ある必要でないものを勇断でもって捨てることから始めるのだから。そして物が入ってくる入口で関所を設けて断ち、最後は物への執着から離れることだからだ。おそらく語感のよさから断捨離としたのであろう。

 私に言わせれば、捨・断・離という表題の方がはるかに読み手に理解しやすいと思う。私がすぐには実行できなかったのも、その手順が分かりにくかったからだ。2冊の本を読んでやっと「捨」から始めることが分かったのだ。

                ―つづく―

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