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2011年12月22日 (木)

節電はどこへ行った?

 11月終わりから12月初めにかけて松坂屋に行く機会があったが、その時に店内の温度が非常に高くて、汗ばんだのを覚えている。どうして温度を下げて設定しないのかと不思議であった。

  21日の朝日新聞「声」欄に、「冬のデパート、暑いのはなぜ」という投稿が出ていた。投稿者は東京都杉並区の女性(43歳)であった。それを読んで、私と同じように感じた人がいるのだと思った。

  投稿者が東京在住であり、女性であるから男性とは感じ方が違うと思うのだが、それでもデパートは温度設定が高すぎると感じたのだ。東京も名古屋も同じ傾向だということも分かった。

  投稿者も指摘しているが、夏にあれだけ節電をやかましく言って節電をしたのだ。夏には冷房の設定温度が守られ、官庁などではエスカレーターが運転停止になった。私が行っている日本語教室では、冷房も停止され汗をかきながらの授業であった。

  冬が到来して、節電は?と思うのだが、ほとんど何も言われていない。街はクリスマスが近いのでイルミネーションなどでライトアップしている。電球はLEDランプだから省エネだと、これでもかと言わんばかりの輝きを競っている。節電などこかに行ってしまった。

  電力というのは発電したら蓄電器がないと貯めておけないからか一旦発電したら使いたい放題である。もったいない話である。

  年末、年始は工場が止まるから電力も余るのであろうが、年が明けて工場が動き出したら節電が始まるのであろうか?

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