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2011年11月23日 (水)

1億円が庶民の1万円の感覚とは―大王製紙前会長の驚きの言い草

 21日のNHKニュースを聞いていて驚いたのは、大王製紙井川意高前会長が言ったという「一億円は自分には普通の人の1万円という感覚だ」ということだ。

 私など、知人や友人との会食でも、5000円と聞くと少しひるむくらいだ。知人が1万2千円の昼食を食べたと聞いたときは羨ましく思ったくらいだ。

 長い経済の低迷で小泉改革以後更に失業者が増え、生活保護を受ける人が125万人にもなって、まだ増加している。また、年収200万以下の人が1000万人以上いる。

 我々年金生活者や生活保護受給者や年収200万円以下の人にとって、1万円はものすごい大金なのだ。それをあろうことか、「1億円は1万円の感覚」とは、よくぞ言ったものだと思う。

 我が家では、ティッシュのエリエールをよく買って来た。他のティッシュより安売りされることが多かったからだ。1億円稼ぐにはいったいティッシュを何箱売ればよいのだろう?

 大王製紙の労働者はどのくらいの給料で働いているのだろう?ほとんどの労働者は安い賃金で働かされているに違いない。そういう労働者は、会長が何十億という金をマカオのカジノで使ったというのを聞いてどう思っているのだろう。

 井川前会長は、持っている株を売って弁償するからいいとうそぶいているらしいが、それで済むことではない。

 それに井川前会長の言いなりになって、ホイホイと金を出した傘下の会社も責任がないとは言えないはずだ。彼らが金の使途をきちんとチェックしておればこんなことにはならなかったはずだ。

 オリンパスの件と言い大王製紙の件と言い、大企業の経営者も実にずさんであることを露呈した。

 井川前会長は、ギャンブルにつぎ込む金があるならその半分でも東日本大震災に義捐金として寄付したらどうか。そんなこと言うだけ無駄か。

 

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コメント

戦前・戦後を通じて東大出身者が日本の官僚の中枢を占めてきました。中には頭脳だけでなく、人間的にも優れた人がいるかもしれませんが、天下りに見られるように、自己の利益第一の連中が多いように思います。

さらに驚いたことには、彼は東京大学法学部卒とのこと。立派な親の出来の悪いバカ息子なら世の中にごまんといる。ことさら学歴を問題にするわけではないが、東京大学法学部と言えば日本の大学の最高峰に位置する超難関学部なのだ。彼も周囲から最高の頭脳と言われてきたことは想像に難くない。しかし今回の事件はそのことが十分に分別もあり、人間的に優れていることとまったく別問題であることを図らずも露呈したように思える。
いささか論理の飛躍であることを承知で言えば、日本の最高頭脳集団と言われる官僚組織も東大法学部卒が主流だそうである。井川氏のような人物は論外だとしても、改めて東大法学部卒イコール人間的にも優秀で国民のためになる政策を立案してくれるとは限らないことをしっかり銘記すべきだと思う。

 資本主義の何たるかを図らずも教えてくれた事件ですね。企業の利益のために安い賃金で残業までして一生懸命に働いて会社の利益に貢献している労働者、勤労者はこの事実からきちんとと学ぶべきです。

私は最近は大企業の経営者や、企業の言いなりになっている  ーー というよりも、大企業の意をくんで率先して行動する野田首相はじめ現民主党政権の政府要人を見限っています。
 口ではなんだかんだとか言い逃れをしていますが、国民は見捨てて大企業奉仕だけです。大王製紙の前会長には顕著に表れたのでしょうが、これが大企業の真の姿です。
 もし少しでも人間の心があれば内部保留を少し削ってでも、社会に役立てようと思うはずです。しかし、それをすれば大企業の経営者は失格です。
 その法則を知って対応しなければなりません。いたずらに腹を立てていたのでは健康に悪いです。
 

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