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2011年10月23日 (日)

独裁者の末路

 リビアで42年間独裁者として君臨したカダフィ大佐が死亡したと伝えられた。DNA鑑定をして本人かどうかを確認するのだと言う。テレビの映像で見る限りは、どうやら本人のようだ。

 頭や心臓に銃弾を受けて搬送される間に亡くなったというが、一説では殺害されたとも言う。

 あれだけリビアで権力をふるい、42年もの長い間統治してきた大佐も最後は土管のような穴の中に隠れているところを見つかったようだ。

 イラクのフセイン元大統領が最後には穴倉に隠れていて発見されたのとどこか類似点がある。

 チュニジアの大統領を引き摺り下ろすことから始まった「アラブの春」の運動は、エジプトのムバラク前大統領を追放し、リビアの独裁者も排除した。

 イランのフセイン元大頭領はアメリカのブッシュの言いがかりで逮捕され殺されてしまったが、それ以外は自国民の闘いによるものであった。

  ただリビアの場合は、、NATOが空爆に参加した。カフダフィ大佐の死も逃亡の車列をNATOの飛行機が空爆したので、道路わきの穴に逃げ込んだと言われる。

 チュニジア、エジプト、リビアのいずれも大変な長期間独裁を続けながら最後はおそらく当人も予想していなかったであろう惨めな終わりを迎えている。

 圧制が厳しいほどそれが自分に跳ね返る力も大きいということである。

 チュニジアの大統領は国外に逃亡したようだが、エジプトのムバラク氏は命は永らえているらしい。カダフィ大佐は国外への逃亡をせず最後まで国内にとどまり憐れな最後を迎えた。その拘りはどこか戦国時代の日本の武将を思わせるものがある。

 「アラブの春」の動きは、次はシリアやイエーメンに何らかの影響を与えるのかどうか。少なくとも権力の座にいる者は安閑とはしておられないであろう。

 また、折角独裁者を追放しても、その後の政治体制をどう構築するのかは非常に不透明だと言われる。新しいよりよい政治の仕組みを作り上げて欲しいものである。

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コメント

私も、殺すのではなく、生きて捕らえて裁判に掛けるべきだと思います。イスラムでは罰が厳しいようです。人の死についても理解できないところがあります。

投稿: らら | 2011年10月23日 (日) 19時28分

それにしてもカダフィ大佐の拘束、殺害?の顛末の映像をみているととても野蛮と言うか荒っぽさを感じてしまう。NHKのキャスターもいっていたようにやはり裁判にかけて法によって裁くべきであったと思う。
少なくともこれから民主国家の建設を望む国ならば。
それだけカダフィに限らず、アラブの独裁者達の圧政は苛烈を極めたと考えるべきなのか、もともとこの地に住む人たちは血の気が多いというべきなのか、多分
その両方だと思われる。このところ国内で暴力的な
抗議活動、騒乱を経験していない日本人にとっては、
色々問題は山積しているとはいえ、日本の国はこれほどまでに同じ国民同士で憎しみ合うことなく、心穏やかに?暮らすことができるのは世界では例外的なことかもしれない。

投稿: Toshi | 2011年10月23日 (日) 06時41分

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