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2011年10月20日 (木)

子どもの頃の風呂、トイレ、洗面

 浴室、洗面台、トイレの便器などを取り替えて、最新のものになったのでとても快適で使いやすく、しかも、エコ対策にもなった。ある意味では、昔の王侯貴族や大名でもこれほど気持ちのよいシステムの恩恵には浴せなかった。

 ベルサイユ宮殿では、廊下などの片隅で大小便の用を足していたというし、イタリアでは石畳の道に二階などの窓から用便を投げ捨てていたと言われる。

 日本では、便所があって,人口百万の江戸の町には近郷の農民が便を集めに来ていた。便は再利用するシステムが出来上がっていたのだ。

 私が子どもの頃でも、近くの農民が大八車に肥桶を積んで集めに回っていた。その頃の便所は、ポットン便所で便器に下は大きなカメがあってそこに大小便を溜めたのだ。下を向くと便がまともに見え、匂いが上ってきた。

 それでも町の家は陶器できた便器が備わっていたが、田舎の祖父母の家は農家なので外の小屋にあり、板張りで土足で用を足した。最初に使ったときはびっくりしたものだ。

 大便をして便所紙がないときは、新聞紙をよくもみほぐして使ったり、習字の練習をした後の紙を使った。さすがに習字の紙で尻を拭くのはバチが当たりそうな気がした。

 男子用小便器はときどき洗っていても、黄色ぽい色がついていた。洗面所などはなくて台所で兼用していた。戦後名古屋の親戚の家に行ったら、洗面するところがあったので驚いた。

 風呂は、当然家にはなく、銭湯に行っていた。戦時中や戦後の銭湯はひどくて、湯は浴槽の半分ぐらいの深さしかなく、しかも、石鹸の色で濁っていた。そして時たま便が浮いていることがあった。。誰か子供が浴槽の中でしたに違いない。大便は大人が手ですくって外に捨てていた大便をするぐらいだから小便もしたであろう。

 銭湯の湯が溢れるようになったのは何時頃からか覚えてはいないが、ずっと後のことであった。

 我が家には、風呂はなかったが、夏休みに田舎の祖父母の家に行くと風呂があった。玄関脇の物置小屋の一角にあって、いわゆる五右衛門風呂というやつだ。木の桶の底が鉄板で、その下で稲藁などを燃やしてお湯にするので、入るときは火傷をしないよう浮き板を浮かべて入った。お湯は少なくて肩までがやっとであった。

 風呂の水汲みが大変で、井戸で水を汲んで風呂場まで運ぶのだが、それは子どもの役目であった。

 自分の家の風呂に入れるようになったのは、結婚してからであった。それも最初は木の風呂であった。家を建て直してからやっとガスで沸かすタイル張りの風呂になった。それが41年続いたのだ。

 そういう訳で、リフォームしたら余りにも違いがあるので極楽である。私たちは、子どもの頃からの今の感覚で見ると不便極まりない風呂やトイレを経験しているので、よく分かるのである。

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コメント

 図書館に行くと、分厚いトイレの歴史の本があります。それをちらっと立ち読みしただけですが。
 日本のトイレットは大変な進歩だと思います。中国でも金持ちは取り入れているようです。

タイはトイレはきれいなのですね。でも、今度の水害で水につかったところは、トイレなどの汚水が流れ出て衛生上大変だと思います。

厠の文化を研究する学者もいるとかで、なかなか興味深いテーマですね。私もスペインを旅行した時、中世から近世にかけて、住民は2階から溜まった糞尿を通りに放り投げていたというガイドの説明を聞いて、びっくりした経験があります。またモーツアルトは馬車での過酷な長旅の際、排泄壺で用をたしていたいたそうな。彼の美しい音楽はそんな劣悪な環境から生まれたのですね。さすが天才です。
それはさておき、今や日本の観光スポットでのトイレの量と質は世界一のレベルだと思います。海外でも
TOTO、INAXのマークを見かけることも多くなりました。特にウオッシュレットはもっともっと普及して欲しいと思いますが、、無理でしょうね。

 トイレの話で思い出がある。
 1994年に初めてタイに来たころ、旅行案内書に「タイの東北地方では2階に穴が開いており、そこがトイレだ。」という説明が書いてあった。(東北地方の農家はほとんど高床式で、1階部分には牛や水牛を飼っていた。)
 実際に来ててみるとどこでも水洗便所である。トイレはタイ語では「水部屋」と呼ばれ、そこで水浴びもするので大変きれいだ。
 先生を日本に連れて行き南知多を巡った時、お寺のトイレを借りたらポットン便所だつたので大変驚いた。
 タイの公衆便所はほとんど有料だ。いつも掃除をしているのでしょう。しかし、あまりきれいとはいえない。ガソリンスタンドの開設条件として、「誰にも無料でトイレを使用させなければならない」というのがあるそうだ。多くのガソリンスタンドにはコンビニや売店が併設されており、旅行者の憩いの場になっている。トイレはいつもきれいに掃除されておりとても清潔に感じる。
 一方、日本では駅でも公園でもきれいなトイレは見たことがない。水をふんだんに使うので、そのような習慣の違いだろうか。

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