マスコミが報じない「さようなら原発東京集会」
先の敬老の日(19日)に、東京や名古屋や福岡など多くの都市で「さようなら原発」集会が開かれました。この集会は大江健三郎しや落合惠子氏などの文化人の呼びかけで行われたものでした。
朝日新聞では、名古屋のデモの様子が一面に写真と共に簡単に紹介されただけでした。NHKはニュースでちょっと触れただけだったそうです。
「おけらの いつかは青空 脱原発」を見ましたら、自身の参加レポが書いてありました。山手線の混雑は大変だったことがわかります。
主催者発表で6万人(警視庁は3万人)の集会は最近にはない盛り上がりだったことが分かります。朝日新聞は21日の社説でそのことに触れました。
私は、スポーツ報知が割合よく伝えたことを知ってそれをblogにしたのですが、おけらさんのblogに詳しく出たのでそれを転載させていただくことにしました。
明治公園6万人集会に行く
2011. 9.19 さようなら原発5万人集会@明治公園に
おけらは行ってきました。
6万人を超える人々が明治公園に集まるということの
具体的な恐ろしさを知らず、おけらは、千駄ヶ谷の駅に1時18分位前にホームを降り立ちました。
友人たちと1時に駅前集合だったから、まだ18分もある、と思って余裕でしたが・・。
そこで・・・先頭の電車のドア(つまり東京方面寄り)から降りたために、とんでもないことになりました。
人、人、人。改札口に通じる階段までさえ、気分として「天文学的な距離・時間」だった!まして千駄ヶ谷駅改札口までなんていつ着くことやら!
みんなの目印になる旗をおけらはリュックに入れていたし、配布したかったチラシも合計500枚(これが重かった!)も紙バックに入れていたから、焦りに焦ってはいたけれど、まるで満員電車みたいなホームでは身動きも取れず・・。
となりの男の子たちが「信濃町まで電車で行って、歩こうか?」と言っているのを聞いて、そうか、その手だ・・しかし、電車に乗りたくても、到着する電車ごとに人を押し出すだけ。ドアまで近づけない。
グズグズしているうちに、ますますホームは人で溢れ返り、身の危険さえ感じるほど。
もう、1時をすぎそう・・仕方ない逆方向の代々木方面の電車なら乗れそうだ!と
一駅戻る決断をして、乗客をあらかた下ろし空いた電車に無理やり飛び乗り
きれいな?涼しい空気を吸いながら、代々木まで。
そして、タクシーで千駄ヶ谷駅前交番前のみなさんのところへ。運転手さんは「何かあるんですか?」と悠長なお言葉。ちゃんと話して差し上げました。
その間、やはりホームで立ち往生している友人たちとは携帯で連絡しあったので、「気が気ではない」状態はなかったのは「ケータイ様」のおかげです。
今まで集会にはたくさん参加したし、明治公園でも何回も集ったけれど、千駄ヶ谷のホームの上で身の危険を感じたことなんて皆無。
実際、駅員さんが興奮気味に「電車が来ます、危険ですから気をつけて・・」なんて
言っていたくらいで、幸い誰も落ちて電車に轢かれることがなかったのが不思議なくらい。
それだけをお伝えしただけでも、今回の歴史的な集会ぶりがお分かりいただけますね。
他の人のblogにある当日の写真などが紹介されています。
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作家の澤地久枝さんが、「原子力技術は進歩するから安全だという新たな安全神話が作られること」への警鐘を9.11集会で鳴らしました。その通りだと思います。
投稿: らら | 2011年9月22日 (木) 12時52分
本当に大変な人ごみです。さまざまな人々が6万人も集まったというのは凄いです。さよなら原発の動きがもっと大きくなってほしです。転載させていただき感謝します。
投稿: らら | 2011年9月22日 (木) 12時49分
いつも貴重な記事を書いてくれてありがとう。
さよなら原発集会のみなさんのブログを非常な感激を持って読ませていただきました。安全神話の一角が崩れ始めた感じです。
原発神話は崩されていくでしょうが、まだまだ手ごわいのは安保神話だと私は思っています。飛躍するようですが、アメリカに頼ることがいかに危険なことか、これを機会に国民が気付いてくれるといいと思っています。
すばらしい憲法を持つ日本国民の底力を見た感じです。民主党政権への失望が、国民の自覚を促したように思います。
日本の、今後の発展が楽しみです。
投稿: Ninja | 2011年9月22日 (木) 12時25分
わたしの身の危険を感じた千駄ヶ谷でのできごとを
伝えてくださってありがとうございます。
たまたまホームの中ほどだったから、落ちて轢かれることは、なかったけれど、「JR千駄ヶ谷駅がヤバイ」というところをクリックしてみてください。
決してオーバーじゃないことが分かります。
いま、つくづく参加して良かったと思ってます。
まだ余韻に浸っている感じです。
力を合わせる素晴らしさ、実感しました。
でも、まだまだですね。
昔はもう少し沢山集まりましたよね。
投稿: おけら | 2011年9月22日 (木) 12時18分
この集会のニュースは新聞にもNHKのニュースでも取り上げられ、私も見ましたが、記事のスペースや
映像の時間も短かったために、会場の熱気が伝わってくるまでには至りませんでした。どこかの国のように
政府の方針に反する集会については、そもそもそのような集会は許されませんし、ましてやメディアが内外に報道することはありません。そんな国と比較するのは論外としても、やはりメディアは以前にも言いましたように、時の政府の方針、広告主である企業他、多方面に配慮し、記事の扱いを決めているのも事実です。幸い現在ではその気になればネットから自由に情報を取り出せますので、大いに活用すべきだと思います。
投稿: Toshi | 2011年9月22日 (木) 09時33分