カタツムリの糞で虹を描きたい―探偵ナイトスクープから
関西テレビが作る「探偵ナイトスクープ」は、大好きな番組の一つでです。この地方では、メーテレが深夜に放送しています。
今秋の金曜に放送された中で、「カタツムリの糞で虹を描きたい」というトピックは大変面白かったです。依頼者は、荒川真奈美さんという25歳の女性でした。
何でもカタツムリは食べたものと同じ色の糞をするというのを知って、それなら虹の七色の食べ物を与えて糞をさせれば虹が描けるのではないかという発想でしたた。
松村探偵が担当し、依頼者の荒川さんと一緒に関西の箕面公園に行きカタツムリを採集しました。
そのカタツムリに、ニンジンを与えニンジンの色の糞が出るかを確かめました。食べてから糞をするまでには時間がかかります。それに、虹の七色を作るには青色のように何を食べさせたらよいか分からないものがあります。
そこで西宮貝類館の大谷洋子学芸員にアドバイスを受けました。それによるとカタツムリはティシュペーパーもよく食べるというのです。ティッシュに絵の具で色をつけて食べさせたらよいだろうということでした。カタツムリに害はないと言いいました。
ティッシュを七色の絵の具で染めてカタツムリに食べさせたところ、カタツムリは見事に食べました。そして、糞をするところをビデオカメラに収めました。
私は、その映像を見て大変驚きました。カタツムリの肛門は人間なら首の上辺りの角の後ににあるのです。そこから見事に食べたティッシュと同じ色の細いラーメン状の糞が出てきました。
依頼者は、その糞を使って、画用紙に虹の絵を描きました。大成功でした。
太谷学芸員の説明では、カタツムリには色を分解する機能がないので食べた物の色をそのまま糞として出すのだそうです。
大変面白い実験でした。これは小学校の理科に取り入れてやってみると子どもたちも理科に興味を増すだろうと思いました。
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