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2011年9月15日 (木)

第2回ブランチコンサート「バッハ、その荘厳な響き」を聴く

 名古屋が生んだオルガニスト吉田文さんのブランチコンサートに行きました。開催されたのは、9月14日(水)の午前でした。

 この日は、地下鉄の乗り継ぎが全て順調で9時50分ごろには会場入り口に到着しました。それで私より前に並んでいる人は20名ほどでした。開場が10時15分なのでそれまで立っていました。本を持って行ったのに気温が高いので読む気になれませんでした。

 しばらくすると、知人のYさんとFさんが来ましたが、何とYさんはチケットを家に忘れてきたと言いました。それで当日券売り場に行って訳を話したら代わりの券をもらえたのでほっとしていました。

 開場すると、すぐ2階の正面に行きました。一番だと思って行ったら2人来ていました。それでも一列目の中央付近に席を取ることができました。Hさんが後から来るので隣にとっておきました。隣に座っていた男性が、「私は、コンサートホールのいろいろな場所を試しましたが、正面のこの席がいちばんいいと分かりました。」と話しかけてきました。

 FさんとYさんも今回は2階に来ました。やはりパイプオルガンは2階席の方がいいのです。 同級生のTさん夫妻も来ると言ってましたが、下の席にいるのか見当たりませんでした。

 10時30分になると、オルガン奏者の吉田さんがピンクの模様の上着を来て出てきました。ブランチコンサートは時間が短いので、プレ・コンサートとして演奏をするのでした。曲はJ.S.バッハの幻想曲ハ短調でした。何度も聴いたことがある曲ですがとてもいい曲です。その後、リチャード・ロジャースのエーデル・ワイスが演奏されました。私の大好きな曲でした。

 10時45分に開演され、まず、トーマス・マイヤーさんがこのコンサートのために作曲をしたファンファーレが鳴り響きました。

 次に、J.S.バッハの小フーガト短調が演奏されました。これも素敵な曲でした。演奏の前か後にに吉田さんがマイクを持って話をされるのですが、コンサートホールのマイクとスピーカーはどういう訳かよくないので、言葉が聞き取れないことが多いのです。どの演奏会でも同じでとても残念です。

 その後、リクエスト曲が2曲演奏されました。

 ラテンのボサノバの”イパネバの娘”とタンゴの”真珠採り”でした。これらのタイプの違う有名なポピュラーミュージックをパイプオルガンで聴くというのも格別な楽しみがありました。タンゴは最初はタンゴのリズムではないイントロからタンゴのリズムに変わりました。

 最後の20分は、J.S.バッハの「バイオリンソナタ第2番イ短調」をトーマス・マイヤーさんがオルガンソロのために編曲したものでした。吉田さんが説明したように、バッハがオルガン曲として作曲したような味わいがありました。

 1.重々しく 2.フーガ 3.アンダンテ 4.アレグロ

で、アンダンテは割合単純な音でしたが、アレグロで一気にオルガンを全開させる感じで素敵でした。最後は小さくきれいな音で終わりました。

 バッハというのは小川という意味だそうですが、ベートーベンは「小川ではなくて、大海だ」と評したと吉田さんが話していました。多分8代将軍吉宗の頃の人だと思うのですが、素晴らしい曲をいっぱい残したバッハはすごいと改めて思いました。

 第3回のブランチコンサートは、2012年1月11日の「楽しいニューイヤーコンサート」です。「リクエスト曲をサプライズとパイプオルガンの魅力を詰め込んだ演奏会にしたい」そうです。

 午後は、松坂屋美術館の「川合玉堂展」に行き、音楽と絵画の芸術の秋を堪能した1日でした。

 

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コメント

パイプオルガンの発明は素晴らしいと思います。先日長久手のコンサートでは、箱のような古いタイプのパイプオルガンを聴きましたが、それも素晴らしいものでした。そこからコンサートホールのような大きなオルガンに進化させたのは凄いです。

オルガンのパイプの本数が6800本余ということを知りびっくりしました。バッハやモーツアルト等の巨匠たちの名曲に触れることができ、優雅なひと時を90分間でも味わえますことに感謝しています。

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