交流センター道徳でマジック―教え子に会う!―
20日に、名古屋華マジカルグループから交流センター道徳の高齢者一人暮らしの集いに出演をした。暑い時なので、食事会はしないということであったが、余興としてオカリナグループと共に招かれたのであった。
オカリナグループは、高年者鯱城学園の終了者で構成されていた。この日は8人ほどが演奏に来たそうだ。
最初に交通安全指導員のお母さんたちの交通安全の話があった。会場には地区を担当する指導員が制服を着て6人来ていた。
その後に、オカリナの合奏があった。童謡や荒城の月など馴染み深い曲を演奏した。全員合唱としてオカリナの伴奏で、虫の声、里の秋、故郷を歌った。最後にグループのテーマミュージックだというエーデルワイスを演奏した。
オカリナの演奏を生で聴くのは初めてという人もいた。誰でも親しめるきれいな合奏であった。
オカリナの演奏の後、I さんと私が紹介され舞台に立った。会場は教室二つ分ぐらいの広さでちょっとしたステージがあった。
最初に私は、ひょっとして誰か縁故者があるかもしれないと期待して「45年ぐらい前に道徳小学校にいたことがある。」と話したら、何と交通指導員の一人が手を上げて、「私、担任してもらいました。」と言ったのでびっくりした。
演技をしながら誰だったか思い出そうとしたが、どうしても分からなかった。終わってから聞いたら、2年生の時と5年、6年で担任したことが分かった。名前を聞いてすぐに思い出した。そして、彼女の小学校2年生の頃の顔が目に浮かんだ。「下の名は、たしか平仮名でSちゃんだ。」と思い出した。そう言うと「嬉しい!」と喜んでいた。
ところで、マジックの演技は、ロープと紙に書いたロープの絵のコラボから始めた。観客は、意外な展開に驚いていた。
五本のロープ、薔薇カードも驚きの声が上がった。リンゴとバナナは、教え子を指名してストップをかけてもらった。りんごがバナナに変わるのが不思議そうであった。
クラブで教えて貰ったカードの予言をちょっと改良して演じた。これも好評であった。
シルクハットとウサギは意外性があちこちにあるので驚いていた。最後の部分は笑いを誘った。
いつのまにか結構時間が過ぎていた。心配になって、「もうここらでやめましょうか?」と聞いたら、「心配しないで続けてやって下さい。」と言ってもらえた。それで次の、箱がロープから抜けるマジックをやった。大変驚いていた。
さらに交通指導員さんから3名のお手伝いを頼んでロープとリングをやった。教え子には首にロープを掛けて貰った。ひとりの指導員さんが、「何か言い残すことは無い?」と言ったら、彼女は「交通安全を守ってください。」と答えたので大うけであった。私は、「最後まで職務を全うしていますね。」と言った。
ロープは首にからむことなくすっとはずれた。
私は、時間が気になったので、また、「もう、やめましょうか?」と言ったら、「面白いからもっと続けて。」という声があがった。それで気を強くして紐とリングを演じた。最後に改めをしてもらったらどこにもタネがないので不思議がっていた。
被っていたトルコ帽で最後の演技となった。卵が出て来るのが不思議そうであった。「ゆで卵をつかってるのよ。」などという声が聞こえた。
私一人で30分も使ってしまったようであった。
締めくくりは、Iさんのお得意のシルクと花を使ったマジックであった。レパートリーをふやして、ワインの入ったグラスを出し驚かせていた。
器から大きなバネ毬と長いシルクを華麗に出したフィナーレでは大喝采が起こった。Iさんの演目はステージ用で練れたものなので流れがよく、とても優雅であった。また、BGMに韓流の歌を取り入れたのが女性の観客には大好評であった。
教え子とはゆっくりと話す時間がなかったので、名刺を渡し再会を約束した。いいことがあったし、気分よく帰途についたが、途中で忘れ物をしたことを思い出した。Iさんが連絡を取ってくださって、夕方受け取りに行くことになった。
忘れものをするようでは・・・・と心配になった。Iさんと、お互いに声を掛け合って確認することが大事だと話した。
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