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2011年8月10日 (水)

世界同時株安

 8日のニューヨークの株式市場は、634$という暴落をし10809$となった。それまでにもニューヨークの株価は下げ続けていたが、格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)がアメリカの国債の格付けをAAAからAA―に一段階引き下げたことが引き金となった。

 EUでイタリアやスペインに財政不安が生じ、ギリシャなど経済の不安定な状況があり、ヨーロッパも株価は大きく下げた。

 日本の株式市場もご多聞に洩れず、株式取引が始まる前にG7が共同声明をだしたにも関わらず、一昨日は日経平均が220円も下げた。そして昨日も470円も下げる場面もあった。2日間で約700円下げということになる。

 日本の証券会社のトップの野村證券の株価は、リーマンショック以前の高値2200円から7分の1の316円になってしまった。軒並みに非常に安い水準にまで下げた。

 オバマ大統領はダウが530$ほど下げた時点で、「一格付け会社の格付けごときに振り回されてはいけない。アメリカの国債はAAAである」とメッセージを出したが、お構いなくダウは下げ続けたのであった。

 アメリカ人は株に投資をしている人が多いので株価値下がりの影響を受けて消費が弱くなるというコメントがあった。

 モーニングサテライトでは、ニューヨーク株式取引所から掘古氏がコメントをして、「世界はこの前のサブプライム問題から学んでいない」と述べた。それはサブプライム問題の債権に対して格付け会社がAAAの評価をしていたことを指す。

 つまり、格付けなんていい加減なものであることを学ばなかったのかと言うのだ。私は、あの問題以後その点をblogで2、3回指摘してきた。

 アメリカ国債の評価AAAにしろかなり意図的な政策的なものであったのだ。

 別の格付け会社ムーディーズが日本国債の格付けを下げる可能性を示唆した。円高で困っているのだから、さっさと格付けを下げてもらった方がよいのではないか?

 それはともかくとして、この混乱は当分続くという見方が広がっている。世界株安を演出して儲けたのは誰なのかは知らないが、誰か仕掛けた者がいるに違いない。迷惑を蒙るのは世界の経済であり、大多数の企業や市民である。

 

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コメント

この先どうなるのでしょうか?プロにも分からないだろうと思います。
 401Kとかいうのがありましたね。いつの頃からか全く聞かれなくなりました。大損したからでしょう。

投稿: らら | 2011年8月10日 (水) 15時12分

8月の初めにアメリカの債務上限引き上げ問題が一応の解決をみて、所謂デフォルトが回避されたので、しばらくはマーケットも落ち着くのではと思われた矢先に衝撃的な世界同時株安である。通貨の問題もドルの信頼が揺らぎ始めてから久しいが、これからも本来のドルの実力に合った水準まで調整は進むのであろうか?著名な経済学者 浜 矩子氏はそれは1ドル50円程度とまで言っている。アメリカは自分の稼ぎ以上に消費していることが諸悪の根源なのだ。一家計ならそんなことは続くはずもなく破綻しているが、強国アメリカ故に、その貿易赤字を日本や中国がフィナンスしているのだ。
アメリカが経済運営において自らの節度を正し、規律を回復しない限り、世界経済の混乱は収まらないと思われる。それにしても10年前に官民あげて喧伝された401kは今どうなっているのだろうか?

投稿: Toshi | 2011年8月10日 (水) 10時19分

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