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2011年7月17日 (日)

私の消夏法

 今年の梅雨は例年より2週間近く早く明けて、ほぼ連日真夏日が続いています。歳を取って暑さに弱くなったので、子どもの頃と違い夏が嫌いになりました。

 その上、今年は電力不足が喧伝され、節電がやかましいので、自然と節電を心がけるようになりました。節電の対象は何と言ってもエアコンです。なるべく使わないようにしていますが、使うときは28度に設定しています。

 活躍しているのが、扇風機です。2台ある扇風機を使い分けています。

 私の子どもの頃は、扇風機は金持ちの家にしかありませんでした。その扇風機も真っ黒で風を起こすのが目的みたいなものでした。

 私が初めて扇風機を買ったのは、就職をして初めてボーナスをもらったときでした。その頃教員の初任給は、忘れもしない11310円でした。扇風機はというと、9300円もしました。最も、高さが1mぐらいあって、首振り角度を変えられる三洋電機のものでした。

 買ったとき、とっても嬉しかったことを今でもはっきりと覚えています。その頃は、祖母の家にいましたが、扇風機などあるはずがなく、珍しがられてみんなで使いました。

 そうは言っても、当時は窓とか戸等は開けっ放しでしたし、夕方からは夕涼みをしましたから、扇風機の出番は夜寝るときぐらいでした。

 ところで、本題に戻して、家にいるときには、半ズボンに裸かTシャツです。小さなタオルを濡らして絞り、それで汗を拭いたり、頭や首にのせたりします。時々は、水で顔を洗います。水冷式です。

 むかしの川柳に、「夕涼み よくぞ男に生まれけり」というのがありましたが、昔は男は褌だけの裸で過ごしました。女性でも子供がある女性はたいてい上半身裸でした。老人は女性でも腰巻で完全に裸ででした。

 最近は、ステテコや褌が売れていると聞きます。そのよさが見直されたのかもしれません。

 暑いときは水分補給が大切だといわれます。それで水で出せる麦茶パックを買ってきました。1パックで1リットルの麦茶が作れます。それを冷蔵庫に入れておいてこまめに呑むようにしています。

 テレビや新聞では、高齢者は温度感覚がなくなるか鈍くなり、汗が少なくなると言っています。私の場合、そういう自覚はありません。むしろ汗を物凄くかくので困っています。暑さも若いときより感じるように思います。最も、昔は今ほどは気温が高くはなかったといわれますが。

 いずれにせよ、節電を兼ねて少しでもエコで暑さを凌がなければなりません。それには昔の消夏法を思い出して取り入れるのもよいかと思っています。

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コメント

今年は、西瓜が高いです。我が家では、昨日やっと大きい西瓜を買いました。開店特価だったんです。
 夏が終わるまでまだ2ヶ月、先が長い!!

ブログを読ませていただくと、子供の頃の夏を思い出すとともに一時的にも涼しい気分になります。
確かに子供の頃は夏は素晴らしい季節でした。暑さを忘れて夏の諸行事を楽しんだものでした。
今はこの猛暑を乗り切れることができるか、恐怖に近い感情さえ持ってしまいます。私の猛暑乗り切り法は
西瓜を食べることとビールを飲むことですが、今年の西瓜も呆れるほど高くなり、庶民の果物ではなくなりつつあります。逆にビールはもどきも含め安くはなってますが、飲み過ぎは体によくないとドクターストップがかかっています。
そうなるとどうしても外出は控え、室内に居てエアコンをかけては止めたりしています。
この猛暑の中、炎天下の道路で旗を振っている人を見ると意外に高齢者の人が多いのには驚かされます。
そういえば、あの福島の原発で働いている人達もシニア世代が多いそうです。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」の心境は無理にしても暑いと思うから暑いという心理的側面も私自身否定はできません。

右派

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