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2011年7月25日 (月)

みちのく民謡―名古屋五星会発表会―民謡にとっぷり

 Sさんに「みちのく民謡 五星会の発表会」の入場券を頂いたので、23日の日曜日に聴きに行きました。この手の発表会は午前中に始まり、夕方まで続きます。11時開演だったのですが、午前中はマジック研究会があったので少し遅れて12時50分に会場に入りました。

 プログラムは、すでに24番の民舞「よさこい鳴子踊り」まで進んでいました。会場にはあちらこちらに空席がありましたが、ほとんど何かをおいてありました。でも、1階中央左の通路側に席があったのでラッキーでした。

 プログラムの演目は64番まであります。51番からは、「ゲストの歌声 民謡ビッグショー」となっているので、どうしても最後までいたいと思いました。

 この会がどういう会なのかは全く知識がありませんでした。でも、2時半ごろの式典のときに何となく分かりました。

 もともとは宮城県から始まったのが、秋田県に移り、現在は秋田県の佐々木実という人が睦実会という民謡グループをつくり、宗家を名乗っていることがわかりました。宗家の佐々木さんははるばる秋田県から来ていました。

 そういう関係からか、東北地方の民謡を中心にやっているようで、演目を見ても、秋田、青森、宮城、福島、岩手、北海道のものがほとんどでした。

 追分、荷方歌、船方歌、馬子唄、甚句、タント節、津軽じょんがら・・・・などでした。

 最高齢は、92歳の西谷もじり節を歌った角平清音さんで、とってもお元気で声もよく出ていましたので感心しました。その次が、祝奉節を歌った伊東克江さんで89歳。この方もよく声が出ていました。

 みなさんとてもお上手でしたが、何と言ってもゲストショーが聴きものでした。2時50分ぐらいから5時15分までひとり2曲ずつたっぷりと歌いました。江刺追分少年の部日本一とか磯歌日本一とか船方節日本一とかほとんどが何らかのコンクールで優勝した人でした。それに若い女性が多くて驚きました。

 最後まで4時間半も民謡を聴いたのは初めての経験でした。いろんな民謡を聞くことができました。

 改めて日本の民謡は、日本独特のものであることを認識しました。太鼓による独特のリズム、三味線と尺八の伴奏と独特の音色、ピッチの高い強い歌い方も日本民謡の特徴です。

 先日、アイルランド民謡のことを書きましたが、日本の民謡も農民や労働者の生活の中から生まれ、生活の中で歌われて来たことを改めて思いました。アイルランドのフィドルなどの楽器の演奏は楽譜なして行われますが、日本の民謡も三味線や尺八の演奏はやはり楽譜なしです。その点でも共通点があります。きっと、どこの国でもフォークソングというのはそういう側面を持っているのだと思います。

 そういえば、沖縄の民謡はヨナ抜きのメロディと三線と踊りを伴います。やはり生活の中に溶け込んでいます。

 今に歌われている数々の民謡がいったいいつの頃生まれどのように伝承されて来たのでしょう?東北地方は民謡の宝庫といわれますが、日々の暮らしの中で受け継がれていくことを願っています。

―ドンパン節を歌うゲスト―

 

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コメント

角平さんに教えて貰ったことがおありとは!とってもお元気で、80数歳の感じでした。100歳は大丈夫でしょう。

92歳の角平清音先生もお元気に頑張って見えるのですね。以前私達の家族は角平先生に民謡を指導してもらい民謡の楽しさを教えてもらいました。大変民謡に情熱をそそいでみえました。家族がそのころは民謡で1つになっていたじきでもありました。今ではなつかしいです。

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