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2011年7月23日 (土)

贅沢でハッピーなコンサート―東北復興支援チャリティコンサート―②

 21日(木)に行われた、愛知芸術文化センター主催の「東北復興支援チャリティコンサート」第2日についてです。

 「とどけ!あいちの祈り、音の翼にのせて 《愛知県立芸術大学》にゆかりのあるアーティストとその仲間たち」というタイトルでした。

 この日は、管弦楽や合唱も含めて総勢85名の出演ということもありましたが、何と言っても、バラエティに富んだ内容が素晴らしかったです。一言で言えば「贅沢でハッピーなコンサート」でした。

 この日は、2階正面の2列目中央に席を取ることができました。

 第1部は大瀧拓哉さんのピアノから始まりました。ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズでした。若い男性ですが細やかに弾いていました。

 次が、トランペットとオルガンという珍しい取り合わせでした。とても興味がありました。若い女性とランペッターの稲垣路子さんと吉田文さんのコラボでした。曲は、マルティーニ作曲、トッカータニ短調とバッハの《楽しき狩こそわが喜び》より(羊らは安らかに草をはみ)の2曲でした。トランペットの音色とオルガンの音色がよく合うのは共に金管だからでしょうか。

 3番目は、マリンバ独奏で、背が高い池永健二さんがを演奏しました。曲は、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番よりフーガでした。ヴァイオリンのための曲をマリンバで演奏するという変わった試みでしたが心地よいサウンドでした。

 4番目は、マリンバの合奏で、若い女性マリンバ奏者と池永さんの合奏でした。この準備に時に、ハプニングがありました。マリンバの設置をする向きを反対にしてしまったのです。音楽関係者なのにこんなこともあるのか?と会場から笑い声がおきました。

 マリンバ重奏は二つのマリンバの音が響き合ってとても綺麗な音になっていました。曲は、E.セジュルネのデパーチュアーズでした。

 5番目は、ソプラノの吉田珠代さんが、中田喜直作曲の「歌をください」という今の日本に合った素敵な曲を高橋早紀子さんのピアノで歌われました。入場してきたとき、堂々としたグラマラスな体躯に驚きましたが、歌声を聴いて一遍に魅了されてしまいました。一聴き惚れというやつですね。

 その後、二階に上がって行かれましたが、その間3分間、被災地のことを思って祈ってくださいということでした。

 6番目の曲は、フォーレ作曲、レクイエムより(ビエ・イエズス)でした。吉田さんの伴奏で両吉田の息が合って、朗々とした声が会場に響きました。

 7番目は、トランペットとのオルガンとの競演という珍しいものでした。ヘンデルのオラトリオ《サムソン》より〈輝ける熾天使たちよ〉でした。素敵な競演でした。

 8番目は県芸大教授の服部芳子さんのヴァイオリン独奏で、シュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3楽章をピアノ掛川遼平さんで演奏されました。そても綺麗な音色でした。

 第2部は角田鋼亮さんの指揮で、愛知愛知室内管弦楽団の演奏で、ベートーベンの交響曲第7番から始まりました。第一楽章は何となく物足りなさを感じましたが、次第に乗ってきたのか、第3楽章は元気にまとまりよく演奏し、ブラボーの声も聞かれました。私は数日前に、プランタン管弦楽団で第8番を聴いたばかりでしたので、偶然を感じました。

 次は、愛知県立芸術大学B.M.K。Chr男子16名、女子15名が2階正面に並んで、オルガンの吉田文さんも交えて管弦楽団と共に演奏しました。曲は、バッハの《心と口と行いと生きざまもて》でとてもよい合唱でした。

 最後は、愛知室内オーケストラと一緒に、天野武子県芸大名誉教授のチェロ独奏で、カザルスが平和の願いを込めて作ったという《鳥の歌》でした。短いが静かで心に染みる音色でした。

 この日は、こんなにも多彩なプログラムと出演者で、9時半までたっぷりと音楽に浸ることができました。こちらは楽しんでいましたが、被災者はその間も苦しんでおられると思いながらのコンサートでした。

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コメント

このようなコンサートを企画した愛知県芸術文化センターとそれに協力した音楽、ダンスの方々に敬意を表したいと思います。

投稿: らら | 2011年7月24日 (日) 08時44分

愛知県立芸大が総力を挙げて取り組んだ様子が十分に
伺える演奏会で会場の熱気が伝わってくるような感じがしました。当然ながら震災の犠牲者への追悼の曲も組まれていますが、元気を鼓舞するような曲もあって本当に多彩なプログラムだったようですね。
聴衆も楽しんで、なおかつ被災者支援に繋がるのはとてもいいことだと思います。このような素晴らしい企画があれば私も出かけたいと思いました。

投稿: Toshi | 2011年7月23日 (土) 18時02分

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