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2011年7月24日 (日)

アイルランドの素晴らしさを知る―NHK「旅のチカラ」で―

 22日の朝、いつものようにBSプレミアムで「おひさま」を見て、テレビを消そうと思ったら、「旅のチカラ」という番組が始まりました。少し見ていると、バイオリニストの葉加瀬太郎さんがアイルランドを訪ねるというものでした。

 見るともなしに見ていましたら、フィドルというアイルランド音楽で使うヴァイオリンの演奏に惹かれて葉加瀬太郎さんがアイルランドに行くという番組だと分かりました。

 私は、アイルランドについては、アイルランド民謡とかアイルランド紛争ぐらいしか知りません。

 ただ、姪がアイルランド音楽をやっているので、それを聴いたことでアイルランド音楽のリズムや曲が独特のものであることは知っていました。

 それで興味が湧いてきて「ヴァイオリンは歌う フィドルは踊る」という番組を最後まで見ました。

 驚いたのは、アイルランドでは、音楽が生活の中にあるということでした。人びとは、家庭でもアイリッシュ・パブでも、農作業の合間でも、集会所でも、どこででも楽器を演奏し、歌を歌い、踊るのです。本当に生活の中に溶け込んでいます。

 しかも、演奏は全部楽譜なしです。子どもの頃から何千とある曲を、演奏を聴いて覚えてきているのだということです。それを即興で演奏して行くのです。リーダーの合図で次々に曲が変わってくのです。

 そうした曲や歌は、農民の生活の中から作られたものだそうです。生活に直結しているのですね。

 世界的に活躍している演奏グループでも、普段は農民などの仕事を持っていて、演奏と仕事を切り替えながらやっているというので、素晴らしいと思いました。

 アイルランドの人びとに葉加瀬太郎さんが、「音楽とは何か?」と聞くと、誰でも「考えたことがない」と答えるそうです。音楽は生活なのです。私は、これこそ本当の音楽なのではないかと思いました。

 アイルランド音楽のあの独特のリズムとメロディーは、私のような者が聴くとどれも同じように聞こえますが、何千もの曲から選び出して即興で演奏しているというのは凄いことだと思いました。

 一度是非アイルランドに行ってアイリッシュ・パブでゆっくりダークビールを飲みながら、音楽を聴き、踊りを見てみたいと思いました。

 ちなみに葉加瀬さんは、アイルランドの曲を弾くために楽譜に書き取って覚えていました。

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コメント

本当!!見てよかったと思う番組でした。葉加瀬太郎がアイルランド民謡に惹かれていくプロセスもよかったです。

私も葉加瀬太郎のアイルランドの音楽の旅を最初から最後まで見ておりましたが、その国の音楽として生活の1部になって長い歴史を重ねているのですから簡単には弾けるものではないでしょうね・・・バイオリストで活躍して見える葉加瀬太郎といえどもそんなに簡単にその国の音楽を弾くことは大変だったことでしょうね。奥の深い良い番組でした。

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